【株式投資】第三四半期決算発表前の投資判断のポイント

第三四半期決算発表前の投資判断

毎年1月中旬から2月初旬にかけては、3月決算企業の第三四半期の決算発表シーズンです。そこで今回は株式投資を15年続けてきた私自身の経験を基に、第三四半期決算前の投資判断の仕方について記事にしました。

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第三四半期決算の発表における特徴

3カ月に一度発表される本決算、中間決算、四半期決算の内で第三四半期決算では、企業の1年間の業績のうち、下期における最初の3カ月の内容が発表されます。ではこの第三四半期における、決算発表では投資家は何を重要視して、売買の判断をしているのでしょうか。

多くの投資家は来期を見据えている

第三四半期決算の発表では、多くの投資家は次の業績を視野にいれています。どういう事かと言うと、3月決算に企業の場合では第三四半期決算の発表は決算月のわずか2カ月前になります。

その時期まで来ると、今期の業績の予測によほど大きなブレでもない限り、投資家は来期以降の業績の方が重要と認識しているという事です。もう、2カ月で終わる今期よりも、先行きの方が株価にも余程影響を与える要因になるという事ですね。

第三四半期以降は来期の業績への影響も考える

上方修正や下方修正は内容を見極める

そのため第三四半期の決算発表における上方修正や下方修正では、内容によっては無視されるケースも多く一概に、「上方修正=株価上昇」「下方修正=株価下落」という構図はあてはまりません。

例えば

「季節要因による業績修正」
2カ月後に終わる今期だけに影響する要因のため、株価に与える影響は軽微になる可能性が高くなります。
「投資有価証券等の売買による業績修正」
よほど大きな修正でない限り影響は軽微になるケースが多いです。ただし、この修正に関してはどの四半期決算発表でも同じことが言えます。
「来期見込みだった受注の繰り上げによる上方修正」
来期分を繰り上げて売上につながったという事ですから、株価上昇には繋がりにくいでしょう。逆に、来期の業績を押し下げる要因として捉えられるケースもあります。

このように、業績修正の内容によっては、つまり今期に限って影響を及ぼすような場合には、第三四半期は他の時期の決算発表よりも業績修正による影響は軽微になるということです。

第三四半期の決算発表は来期に繋がる内容に注目

逆に、来期に影響を与えるような内容は業績修正でも、そうでなくても株価に影響を与えやすいです。典型的なのは、製造業などにおける受注残です。受注残とは、注文を受けている状態ではあるものの、製造には至っていない状態を指します。

その受注残が多ければ多いほど、将来の売上や収益が期待できます。ですから、同時期の前年と比較して受注残が堅調に積みあがっているとすれば、今後の業績の伸びを期待されて株価に影響される事もあります。他にも、今後の業績に影響を与えそうな記載や項目があれば、そちらに注目してみるといいでしょう。

来期以降の売上につながる受注残

第二四半期以降に保有株が下落していても

また、中間決算以降に思いがけず株価が下落しているような銘柄も、中小型株では散見されます。中間決算までの業績が悪くないのであれば、需要と供給のバランスだけでそういった事が起こるのも中小型株では珍しくありません。もし、保有株の業績を株価を照らし合わせた時に、なぜ上がらないのだろうと考えた時には、第三四半期以降に見直される可能性も高いと思います。

第三四半期決算が見直し買いのポイントになる

中間決算以降の株価の推移に注目

第三四半期の決算発表での株価の動きを予測するには、中間決算発表の内容とそれ以降の株価推移と全体相場の変動を照らし合わせる事が重要です。

例えば、中間決算までは堅調に推移している企業であれば、全体相場の変動と連動するような動きになっていれば、第三四半期でも業績に大きな変化がなければ株価の動きはそれほど変化しないでしょう。

しかし、全体相場に比べて株価の上昇や下落が大きかった場合などは、第三四半期の決算発表によって株価が是正される可能性を考える必要があります。重要なのは、全体相場と株価推移、業績の進捗のバランスを見たときに、相対的なブレがあるかないかをチェックすることです。もし、そこにブレがあった場合には、第三四半期決算発表後、来期以降の業績を見据えた動きにより、株価の動きが変化する可能性があります。

中間決算発表以降の全体相場と個別株の推移に注目

【まとめ】第三四半期決算は今期から来期へ

第三四半期決算の発表は、今期から来期への橋渡しをする重要な四半期決算です。ここで、今期の業績だけに注目した投資をしてしまうと、その後に思いがけない株価の変動によって予定外の結果を受ける可能性もあります。第三四半期の業績では、今期と同じかそれ以上に来期の業績が注目されるという事を忘れずに投資判断をすることが大切です。

 

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