マネックス証券の「取引手数料」と「サービスの特徴」【2019年度】

マネックス証券

マネックス証券は、口座開設数150万口座を超え、SBI証券楽天証券に次ぐ第三位の口座開設数のネット証券会社です。※2019年3月末時点

そんなマネックス証券の魅力は、独特のサービスや特徴が多いことです。今回はマネックス証券の特徴や取引手数料などを解説します。

マネックス証券の株式取引手数料

マネックス証券の取引手数料は、「1約定毎プラン」と「定額プラン(ボックスレート)」の2つのプランがあります。

マネックス証券の取引手数料は、一見割高に見えて実は安いというのが面白い特徴です。どういう意味なのかは説明を見てもらえば納得してもらえるでしょう。

1約定毎プランの売買手数料

「現物取引」の取引毎手数料コース
1注文の約定金額 パソコン スマホ用アプリ、携帯電話
10万円以下 100円
10万円超 20万円以下 180円
20万円超 30万円以下 250円
30万円超 40万円以下 350円
40万円超 50万円以下 450円
50万円超 100万円以下 (成行注文)1,000円 約定金額の0.1%
(指値注文)1,500円
100万円超 (成行注文)約定金額の0.1%
(指値注文)約定金額の0.15%

マネックス証券の現物株式の取引手数料の特徴は、パソコンとスマートフォンでは50万円を超えると手数料が変わることです。

特に50万円超100万円以下までは、パソコンによる取引手数料は定額ですが、スマホからでは定率0.1%が取引手数料になっています。

現物の取引手数料はやや高め?

個人的な感想としては、マネックス証券の現物取引の手数料は、やや高めな印象です。現物取引だけで考えるとSBI証券やライブスター証券の方が魅力的に感じます。

では次に、信用取引の取引手数料を見てみましょう。

「信用取引」の取引毎手数料コース
1注文の約定金額 全端末共通
10万円以下 95円
10万円超 20万円以下 140円
20万円超 50万円以下 190円
50万円超 100万円以下 355円
100万円超 150万円以下 600円
150万円超 200万円以下 800円
200万円超 一律 1,000円

信用取引の1約定毎プランの手数料は、すべて定額になっています。

マネックス証券で1約定毎プランを利用するなら信用取引がオススメ

現物取引と信用取引を比較してもらうとわかるように、信用取引の売買手数料の方がずっと安いことがわかります。

マネックス証券で1約定毎プランを利用するなら、信用取引口座の開設は必須と言えるでしょう。

定額プランの取引手数料

一日定額手数料コース
1日何回取引しても2,500円(約定金額300万円ごと)
月間利用ボックス数21回目からは2,250円
月間利用ボックス数121回目からは1,650円

定額コースでは、約定金額が300万円ごとに2500円の手数料がかかります。

例えば、デイトレードなどで、1日に150万円買って150万円売るのであれば、手数料は2500円になるということです。また、1日の取引金額が300万円を超えると、次は600万円までの約定に対して2500円の取引手数料が追加されます。

定額プランは現物取引も信用取引も合算

マネックス証券の定額プランでは、現物取引も信用取引もどちらにも適用できることです。現物取引で200万円、信用取引で100万円の売買をしたとしても、定額料金は別々ではないので300万円以内の2500円が適用されます。

デイトレードなら半額ポイントバックされる

この定額プランを利用する最大のメリットはデイトレードをする個人投資家にあります。

デイトレード(日計り売買)であれば取引手数料の半分がマネックスポイントで返却されるということです。つまり300万円以内でデイトレードをすれば、取引手数料は実質で約1250円しかからないということになります。

さらに、一カ月の利用ボックス数が増えると、基本の取引手数料も安くなるということですから、頻繁に取引するデイトレーダーにとっては、相当手数料を抑えることが出来ますね。

現物取引だけで考えると、マネックス証券の取引手数料は業界最安水準と言えるでしょう。

※マネックス証券の取引手数料は全て税抜表示です

マネックス証券の取引方法のオススメ

以上の事をまとめると、マネックス証券を利用するなら、以下のようにプラン分けするのがオススメです。

  • デイトレーダーなら定額プラン
  • デイトレーダー以外なら信用取引の1約定毎プラン

マネックス証券で口座を開設するメリット

マネックス証券で口座を開設すると、次のようなメリットがあります。

  • IPO抽選が公平な完全抽選
  • マネックスポイントが貯まる
  • 米国株の取り扱い数が業界最多

IPO抽選が公平な完全抽選

IPOとは、これから新しく上場する企業の株を公募価格で買うことを言います。

IPOの公募価格は、上場後に売買される金額よりも、かなり安めに設定されている事が多く、IPOで株を買えば大きく儲ける可能性が高いのが特徴です。

しかし、それだけ人気のあるIPOですから、当然ですが抽選形式での募集になります。

多くの証券会社が、長期的にIPOの申し込みをしている顧客に対して優遇している(SBI証券のIPOチャレンジポイントなど)のに対して、マネックス証券では新規顧客も一般顧客も同じ条件で抽選を行います。

つまり、投資を始めたばかりの人にも平等にIPOに当選する可能性があるということです。

マネックスポイントが貯まる

一日定額コースでは、デイトレード(日計り売買)に対して、手数料の半額がマネックスポイントで返還されます。

このマネックスポイントは、TポイントやWAON、nanacoなどのポイントに交換できることから非常に利便性が高いポイントです。

取引をするだけで相当数のポイントが貯まることもあるので、マネックス証券を利用する大きな魅力の一つです。

米国株式の取り扱い数が業界最多

マネックス証券の米国株の取り扱い数は約3000銘柄と、ネット証券でダントツで最多になっています。

当然ながら取引手数料もSBI証券楽天証券と並んで業界最安水準です。

特に日中働くサラリーマンにとっては、日本株よりもリアルタイムで売買できる米国株を中心に投資する人も多いようですから、この海外株に強いというマネックス証券の魅力は大きいですね。

マネックス証券はこんな人にオススメ

独特の手数料体系やサービスを提供するマネックス証券ですが、その分マネックス証券にしかない魅力がたくさんあります。

そんなマネックス証券を利用するのに適した人はこんな方々です。

  • デイトレードを積極的にする人
  • 米国株を取引してみたい人
  • IPOに当選したい人
  • 信用取引をしたい人

もちろん、今回解説した以外にもマネックス証券の魅力はたくさんあると思いますので、詳しくは公式ホームページから確認してみてください。

コメント