株で勝てない人は下落相場で無意識に楽をしている可能性がある

勝てない人は下落相場で 無意識に楽をしようとしている可能性

投資を始めたものの、いつも最終的には損失につながるような売買をしている方はいませんか?今回は株式投資や他の投資で利益が出ない人の下落時の売買の傾向について記事にしてみました。

株式投資で損をするのは下落相場の時

当たり前のことですが、相場が上昇している時は株を買って保有しているだけで、基本的には株価が上昇するので損をする可能性は低くなります。個別株では特有の動きがあるので1,2銘柄だけでは下落して損をするかもしれませんが、分散投資をして保有する銘柄が10銘柄程度までになれば、全体的には株価は上昇する可能性はぐっと高くなり、損失を出すことは滅多にないでしょう。

しかし、全体相場が下落している状況では、逆の事が起こるのでほとんどの投資家は損失または含み損を抱えることになります。しかも、緩やかな上昇相場に比べて下落相場は動きが早いのも特徴ですので、この下落相場での売買を誤ると積み立ててきた利益が一気になくなる事も珍しいことではありません。

上昇相場では多くの投資家が勝てる

下落相場でしてしまう失敗とは

下落時の失敗として多いのは、予想以上に大きな損失を抱えた銘柄を損切りするか、保有銘柄を損切り出来ずに含み損を抱えたまま長期間放置する塩漬けが典型的です。では、下落相場では損切りを早くしましょうと言われたところで、早い損切りのラインは非常に曖昧です。

また、自分の保有株が含み損を抱えた状態だった時に損切りをして、損失を確定してしまう事には多くの投資家が強い抵抗感を持つというのも、早い損切りが出来ない要因の一つです。利益が出た時は数万円でも利益確定するのは難しくないのに、損切りをする時はたとえ数千円であっても嫌だという気持ちが強いということはありませんか?

それは当然のことで、「持っているお金を失う事の方が、持っていないお金をもらう事よりも嫌う投資家心理」の表れだからです。その結果、下落相場では損切りを躊躇している内に想像以上に含み損が膨らみ、大きな損切りをするか塩漬けにするかという選択を迫られる事になります。

失うお金の事を考えると損切りが遅くなる

下落相場で失敗する原因は1つだけ

下落相場で失敗して損失を拡大してしまう時にやってしまうのは、単純に一つの事が要因になっています。それは「中途半端に損切り、塩漬けや買い増しをしてしまう」という事です。つまりタイミングが悪いだけなんです。

下落する局面で損切りしようか迷っていると株価はより下がり、それなら長期で保有しようとスタンスを変え、どうせ安くなってるし買い増ししようと買い増ししたら、さらにまた下落してどうしようもなくなって、買い増しした分も含めて大きく損切りしてしまったという経験はないでしょうか。

このような中途半端な売買が、株式投資で勝てない人には多く見られる傾向です。損切りはしたくない、そして下落したらなら買い増しして、戻した時には逆に利益になるだろうと考える。それはそれで立派な投資戦略ですが下落相場での損失を楽に回収しようとしてしまうと、いつか大きな痛手を被る可能性があります。では、そういった事を避けるにはどうしたらいいのでしょうか。

損切りも買い増しも悪い投資手法ではない

そもそも、損切りも買い増しも立派な投資手法であることは、忘れてはいけません。もちろん、塩漬けも長期投資として価値のある会社であれば問題はないと私は思います。要はそれぞれのポイントを押さえておけば良いだけなんです。ではそれぞれのポイントとはどういう事でしょうか。

この3つを抑えよう

  • 損切りのポイント
  • 塩漬けするポイント
  • 買い増しのポイント

損切りのポイントは?

損切りをするときのポイントは、状況によっても様々ですが簡単に損切りをすることが出来る一つの方法があります。それは、株を買った時に損切りする株価を決めておくことです。相場がどうあろうとも関係なく、例えば1000円で購入した株を10%下落したら売却しようと決めておけば良いのです。であれば株価が900円になったら絶対に売却するというルールを守るだけですから、難しいことではありません。

損切りラインは株を買う前に決める

塩漬けするポイントは?

塩漬けする時のポイントは単純に長期投資する会社として魅力があるかどうかです。個人的にはマザーズ市場にある成長性の高い若い企業はその対象にはなりません。なぜなら、現時点でもPERにその成長性は織り込まれていて、業績の進捗が鈍化した時に下げる余地が大きいからです。長期的に投資する会社として考える場合には、株価収益率(PER)や純資産倍率(PBR)が低く、配当性向が高く業績が地味でも安定している会社を対象に考えると良いと思います。もし、そうでない会社であれば出来るなら損切りラインを決めて売買した方が良いでしょう。

塩漬けは成長株よりも安定株

【メリット】成長株と割安株、どっちが買い得?【デメリット】
同じ株式投資でも、成長株と割安株では考え方や求められる技術は大きく違います。成長株投資と割安株投資の違いや特徴を解説しています。

買い増しのポイントは?

あなたにとって長期投資の対象となる銘柄で損切りせずに長期投資に切り替える場合には、買い増しする事も考えるでしょう。私自身も買った銘柄が下落した時には買い増しをしますし、その買い増しが投資手法の主軸になっています。では買い増しする際のポイントですが、単純に「一度の買い増しで買いすぎない」ことが重要です。一気に買い増しして株価が転じて上昇すれば、一気に含み損を解消することもできると思います。

しかし、その方法は間違いであると私は断言します。もし、下落している株を買い増しするのであれば、少しずづ買い増しするべきです。なぜなら、株価の下落は時には想像を遥かに超えるものになるからです。本当なら20万円買い増ししたいと思うなら5万円くらいに抑えつつ、想像を超えた時に資金余力がなくなり大きく損失を広げるだけという状態になるのを回避しましょう。そう心掛けても時には、大きく損失を出す事もあるのが投資です。

買い増しは少ない資金で行う

【まとめ】損失を楽に回収する方法はない

無限に投資資金があるなら別ですが、限られた投資資金の中で売買するのですから、楽に損失を回避しようと考えてはいけません。下落相場に巻き込まれて損失を被った場合には、少しずつ回収するように心がける方が結果的に勝てる投資へとつながると思います。

損切りする時は、予め決めていた条件を守り、塩漬けするなら長期的に投資する価値のある会社を選び、買い増しするなら少しずづ買い増ししていくことが、株式投資を長く続ける秘訣だと思います。

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