【初心者必見】株式投資の致命的な損失リスクと防ぎ方

株式投資の致命的な損失リスクと防ぎ方

「株式投資はリスクが高い」と思っている人も多いのではないでしょうか。損失を出す可能性がある以上、多少なりともリスクがあることは間違いありません。

ただ、よくメディアで見聞きするような破産したり借金を背負うような致命的なリスクは株式投資の特性を理解していれば起こりません。

「特性を理解する」と書けば難しいことのように思いますよね。でも、そんな難しいことではありません。当たり前のことをルールとして守るだけで、リスクの高い株式投資にはなりません。

これから株式投資を始める人や投資初心者の方は、良かったら読んでみて参考にしてください。

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致命的なリスクを理解する

まず初めに「致命的なリスク」について説明します。簡単に言えば、投資資産の大半を失う、あるいは負債が出るような状況になり、株式投資が続けられないような事態です。

株式投資の体験談などで見かけるような破産や借金という悲惨なワードが出てくるような状態です。こういうワードを見聞きすると、株式投資をやってみようとは思えなくなります。

ただ、15年株式投資をしている経験から言わせてもらえば、そういう状況に陥るにはそれなりの理由があります。投資とギャンブルの違いを知っていれば、普通はそういう状況にはなりません。

ではどういう株式投資をすると、破産や借金というワードが出てくる状況になるのでしょうか。

信用取引で余力を超えた取引をする

致命的な損失が出る例の大半は、信用取引による投資です。信用取引とは、自分の投資資金を担保に、証券口座に入っている資金の約3倍の額の株が買えるシステムです。

例えば100万円を証券口座に入れているなら、信用取引では300万円くらいの取引が可能になります。

この信用取引で300万円分の全額を買った場合どうなるでしょうか。300万円分の株ですから、10%下落したら30万円の損失になります。

もし、33%下落したら約100万円、つまり投資資金の全額を失う事になります。株式投資においては1年の変動でも、株価が33%変動することは珍しくありません。(もちろん下落だけでなく上昇についても言えますが)

信用取引でギリギリまで投資してしまうと、簡単に致命的な損失が出ることがわかります。

集中投資で全額投資する

集中投資とは一つの銘柄に投資することです。一つの銘柄に投資する際に一番怖いのは、その会社が不祥事を起こした場合です。

もし、不正な売買や有価証券報告書の虚偽記載など、悪質な行為をしていたことが発覚した場合、上場廃止の可能性もあります。

そうでなくても企業が社会的信用を失うわけですから、株価の暴落は避けられません。そういった情報を個人投資家は発覚前に知る由もありません。

ですから、集中投資をすることは、投資した会社が正しい行動をしなかった場合に、致命的な損失になる可能性があると言えます。

空売りをする

先ほども信用取引について解説しましたが、空売りも信用取引で出来る投資の一つです。元々持っていない株を先に売ってから買い戻す取引が空売りです。

この空売りは、致命的なリスクの中でも非常にリスクの高い行為です。なぜなら、株価はどれだけ下落しようとも、0にはなってもマイナスにはなりません。つまり投資元本以上の損失にはなりません。

しかし、上昇する時の株価は2倍になるどころか3倍4倍・・10倍になることもあります。もし投資資金が100万円あったとして、半分の50万円を空売りしたとします。その株が急上昇して3倍の株価になったら資産はどうなるでしょうか。

50万円で売った株を150万円で買い戻さなければいけませんから、100万円の損失になり投資資金は0になります。

そのため個人投資家が空売りをするには次のようなルールを決めるのが良いと思います。

空売りのルール

  1. 必ずその日のうちに買い戻す
  2. 空売りは投資資産の20%程度までに抑える
  3. 常にパソコンの前にいる

ハッキリ言えば、個人投資家は空売りをするべきではないと思います。優待狙いのクロス取引など特殊な場合を除いて、空売りはリスクが高すぎる取引です。

もし、空売りした銘柄が突然TOB(株式公開買付)を発表し、その価格が現在の株価の2倍だったとすれば、株価は寄り付くことなく2倍近くに上昇します。TOB自体は珍しいことではありませんし、そのリスクを冒してまで空売りをする意味はハッキリ言ってないでしょう。

下落する銘柄を追加追加で買い増しする

持っている株が下落した時に、安い値段で買い増しすることは当然ながらあります。しかし、それに関してもやりすぎると致命的な損失につながる恐れがあります。

保有している株が10%下落したからといって、買い増ししたとしても、そこが下落の底だとは限りません。

時として株価が半分になる事も珍しくないため買い増しする場合は、自分の投資資金の余力を考えて行わないと致命的な損失を被るリスクになります。

保有する銘柄の株価が下落して含み損を抱えると、その損失を早く取り戻したいために、買い増しを焦りがちになるため、多くの個人投資家は自分が考えている以上に買い増ししてしまう傾向があります。

投資資金を全て株式化する

集中投資をしていなくても、投資資金の全額を株式化していたら、それも致命的なリスクになり得ます。

分散して投資しているのであれば、もし保有株の一つが不祥事を発表したとしても致命的なリスクにはなりません。

しかし、全体相場が大きく落ち込む、つまり本格的な不景気に突入したとすれば、多くの銘柄が下落します。

もちろん、投資資産の全額がなくなるような事はありませんが、半分くらいまで落ち込むことは珍しくはありません。

そうなると、それはそれで致命的な損失と言えるかもしれません。

致命的な損失リスクを回避する方法

さて、ここまで致命的な損失リスクについて解説してきましたが、どう思われたでしょうか?

そんな投資はしないよっと思う方もいれば、空売りくらいはやろうと思っていたという人もいると思います。

15年の投資経験の中で、色々な失敗も体験してきた私としては、これらの手法は株式投資に慣れるまでは絶対にやめた方がいいと思います。

では、こういう致命的な損失を回避するにはどうすればいいのでしょうか?答えは簡単で、上に書いたような売買をしなければ良いだけです。

致命的損失リスクを生じる株式投資をしない

致命的な損失リスクを避けるには以下の項目に気を付ければ良いのです。

  • 信用取引で余力を超えた資金で投資をしない
  • 余力を持って分散投資をする
  • 空売りをしない
  • 下落した保有株を気軽に買い増ししない
  • 投資資金は現金比率を考える

項目にするとこれだけです。これだけを守って株式投資をすると滅多なことでは致命的な損失には繋がりません。

これまでの内容でわかるように、致命的な損失リスクは自分の手に余る投資資金で売買することで起こります。

また、執拗に特定の銘柄に拘ることによっても生じます。ですから、致命的な損失を避けるためには、常に無理をしないように心がける事が大切です。

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