今回は、「1億円の資産を作れば労働の重力圏から脱出できる」と題して、資産を作る事が生活に及ぼす影響を記事にしました。
結論を言えば、
という話です。
当たり前のことだと思う人もいれば、胡散臭いと思う人もいるかもしれませんが、別に有料のコンテンツを紹介するわけではありませんので、暇つぶし程度に読んでもらえると嬉しいです。
多くの人が労働の重力圏の内側にいる
日本に限らず、世界の9割以上の人は労働の重力圏の内側に住んでいます。
つまり、「労働無くして生活が出来ない=労働から離れられない」ということです。
生活のため、家族を養うためには最低限のお金が必要です。労働の対価としてお金を得ることは、私を含めて多くの人にとって、生きるために必要な手段になっています。
少しだけ自己紹介
一体どんな人がこんな記事を書いているんだと思われるかもしれないので、簡単に私の自己紹介をしておきます。
私は現在、ほぼ投資による収入だけで生活している兼業投資家です。
収入の内訳は
- 投資:8割
- 仕事:1割
- その他:1割
くらいで、ここ5,6年は年間に300万円~1000万円程度の収入を得ています。
まだ、完全に労働の重力圏は脱出していませんが、月に数日程度の仕事をするだけで生活が可能です。
資産は1億円には全然届きませんが、投資資産1千万円から2千万円の間でこれくらいの生活を実現しています。
労働をすることは悪いことではない
話を記事に戻しますが、「労働=悪いこと」と短絡的なことは言いません。
むしろ、仕事をすることで、労働をしない生き方よりも健康的で充実した生き方を与えてくれる場合もあると考えています。
私自身も労働時間は、短い方ですが全く仕事を辞めたいとは思っていません。
やりたくない仕事を義務的に続けるのは不健康
ただし、生活のためのお金を得る手段であること以外に、何の意義も見出せない労働を続けることは、生きる上ではメリットよりもデメリットであると私は思います。
労働を選択肢として考える生活を送る
必要に迫られて行う労働から抜け出すという意味で、労働の重力圏から脱出できるだけの環境づくりが大切だと思います。
つまり、「仕事をしなくても生きていけるだけのお金」を用意することです。
もし、それを用意することが出来たなら、働くことを義務ではなく権利として選ぶ生活も可能になります。
月に20万円の収入があれば労働重力圏から完全に脱出可能
もし、贅沢な暮らしを求めないのであれば、現在の日本では1人当たり20万円あれば1カ月暮らしていく事は十分に可能です。
1ヵ月の生活費の例:合計20万円
- 家賃6万円
- 光熱費2万円
- 食費3万円
- 通信費1万円
- 医療費1万円
- 娯楽2万円
- 各種保険年金3万円
- その他2万円
もし、この20万円の収入を労働以外で確保できるとすれば、労働をしなくても最低限の生活が保証されると言えます。
つまり、労働の重力圏から抜け出し、自由に行き来するだけのポテンシャルが備わるということです。
月に20万円の収入を生み出す1億円の資産
この月に20万円の収入を得るための方法の1つとして、1億円の資産を保有することが挙げられます。
1億円で月に20万円の収入が得られる理由
では、具体的には、1億円の資産をどうすれば月に20万円の収入に変えることが出来るのでしょうか。
実際に投資をしている人にとっては当たり前の話ですが、1億円を投資資産として運用すれば良いだけの話です。
ただ、ポイントとして「安全性」を重視した運用が必要条件になります。ギャンブルのように1億円を運用したとすれば、再び労働の重力圏に突入する可能性が出てくるからです。
利回り3%以上の株に分散投資で月20万円の収入
率直に言えば、配当率3%以上の銘柄を分散投資すれば、結果的に安全性の高い資産運用で、月に20万円の収入を得られると、私は考えています。
1億円の投資で年間3%の配当が貰えるということは、「1億円×0.03=300万円」で年間300万円の収入になります。ただし、約20%の税金がかかるので、純粋な手取りは年間240万円、つまり月に20万円の収入です。
安全性を高めるためのポイント
ここで、少しだけ安全性を高めるためのポイントを解説します。
最大のポイントは、分散投資をすることです。2,3銘柄に集中して投資をするよりも、十数銘柄に分散投資することでリスクも分散することが出来ます。
また、会社の業績は成長性が高い銘柄よりも、業績が安定して黒字経営している企業の方が、配当を目的とした投資には向いています。さらに、企業自体の負債が少なく利益剰余金(貯蓄)が多い方が、倒産リスクは大きく減少します。
1億円の資産を貯めるためにはどうすれば良いか
そもそも「1億円の資産を作る」というのが、大きな課題ですね。
労働の重力圏から脱出するための、1億円を貯めるには新卒から定年まで働いても不可能な場合も多いのが今の日本の現状です。
正直言えば、普通の人が2,30年で1億円の資産を作れるかと言えば、簡単ではないというのが事実です。
ただ、難しいからと言って、それを諦めてしまうのであれば、やはり労働の重力圏からの脱出は出来ません。
貯蓄から投資への習慣の変化が大切
もし、労働の重力圏から脱出したいと考えるのであれば、1億円を貯めることよりも先に、「貯蓄という何も生み出さない習慣から、自分の資産を運用する投資への習慣のシフト」が重要です。
毎月の収入のうち、2万円を貯蓄すれば年間24万円です。
しかし、毎月2万円を投資し、3%の利回りで運用すれば、年間「24万円+7200円」になります。
これだけ比べると小さな違いですが、これを20年後で考えるとどうなるでしょうか?
月2万円の貯蓄と投資で20年後の変化
貯蓄で考えれば、「2万円×12カ月×20年」で20年間で貯蓄出来る金額は480万円です。
投資の場合は、「2万円×12カ月×20年」が年間3%の複利で増えていくので、20年間の投資元本と利益を併せると「480万円+177万円=657万円」になります。
比べてみると、「貯蓄480万円」に対して「投資657万円」となり170万円以上の違いになります。安い車なら買えるだけの違いになりますね。
投資は非課税での計算ですが、「つみたてNISA」なら年間に40万円までは非課税で運用することが可能です。
投資を習慣化することでお金の常識を変える
多くの人にとっては、お金は「貯めるもの」です。
しかし、お金は「増やすもの」として考えれば、お金に対する価値観も変化することになります。
お金を増やすという投資の考え方は、資産が収入をもたらしてくれるということでもあります。
収入の手段を労働だけと割り切ってしまうのは、終身雇用もなく、年金に頼る事もできない今の日本の現状では、リスクが高いことかもしれません。
1億円で資産運用することで完全に労働の重力圏からの脱出は可能ですが、そこまで到達しなくても、投資という習慣を身につけることで、労働による重力を弱めることが豊かな生活には大切ではないでしょうか。
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