「半投半労」というライフスタイル【セミリタイア10年目】

私は30代前半でセミリタイア生活を始めて約10年が経過しました。私のセミリタイア生活における収入源は、投資と労働の2本柱です。

本記事では、私のライフスタイルである「半労半投」のセミリタイア生活について解説します。

「半投半労」は最高のライフスタイル

労働と投資の一方だけでも充実した生活を送る人はいると思います。それは、それで素晴らしいことだと思います。しかし、私にとっては投資と労働の二本柱が一番満足できるライフスタイルだと確信しています。

「半投半労」とは私が作った造語で「半分投資、半分労働」を縮めた言葉です。「投資」と「労働」の適度なバランスは、金銭面だけでなく、様々な側面において一方のデメリットを補い、メリットを活かすことができます。

労働と投資の対極性

投資と労働は対極的な性質があります。そのため、投資のメリットは労働のデメリットであり、労働のメリットは投資のデメリットになる傾向があります。

投資のメリット 労働のメリット
不労所得
収入の上限がない
安定収入
社会的信用
投資のデメリット 労働のデメリット
不安定な収入
社会的不信用
労働時間
収入の上限がある

対極性がデメリットを相殺する

投資と労働のデメリットは適切なバランスを保つことで相殺することができます。

労働のデメリットを投資のメリットで相殺

一般的な正社員の労働時間は毎月160時間以上です。拘束時間を加えると200時間を超えるでしょう。

有限な時間の多くを労働に費やさなければならないことは、現代社会における大きなデメリットと感じている人は多いと思います。もちろん、私もその一人です。

そのデメリットを解消する手段として、投資による資産運用があります。何も知識がない状態ではリスクの先行しますが、基礎やリスクを学び、適切な資産運用を行えば、労働依存のライフスタイルを変えることが可能です。

また、会社員などの雇用による労働収入はおおよその上限が定まっていますが、資産運用による収益には上限はありません。資産が増えるほど運用は楽になるし収益も向上します。

投資のデメリットを労働のメリットで相殺

不安定な収益は投資のデメリットです。勉強と経験である程度の安定性は実現できますが、投資は労働以上に経済の影響を大きく受けることは確かです。

安定的な収入が得られる労働は、この投資のデメリットを相殺するができます。最低限の収入を労働で確保できれば、無茶な資産運用を行わず適切なタイミングでのみ売買することが出来ます。

また、投資だけの生活では社会的信用は得られません。住宅ローンの審査は絶望的ですし、クレジットカードの審査でも危ういことがあります。労働収入があることで社会的信用を確保することが出来ます。

「半投半労」はライフスタイルに合わせて変化できる

「半投半労」と言っても、割合的に半分ずつのライフスタイルを維持するわけではありません。

「労働9割:投資1割」でも「労働1割:投資9割」でも、その人にとって快適なバランスであれば正解だと思います。

私の労働と投資のバランスは「労働1割:投資9割」くらいです。かなり投資に傾倒していますが、今の私にとっては、社会的信用の創造はあまり重要ではないし、収入も投資だけである程度安定しているからです。また、資格の勉強をしていたことから自由な時間を出来る限り確保したいと考えていたのも理由の一つです。

このような環境に合わせてバランスを調整できる「半投半労」のライフスタイルは、現代における最適解の一つだと思います。