年金は貰えない前提で人生設計をしてみた【貯蓄だけでは無理】

年金は貰えない前提で人生設計をしてみた【貯蓄だけでは無理】

「老後2000万円問題」とか年金の受給年齢の引き上げや需給金額の引き下げなど、何かと将来貰える年金に不透明感がある昨今ですが、人生設計に年金をどのように位置づけるべきでしょうか?

特に今30歳以下の人にとっては、年金を受給できるまで少なくても30年以上の期間があります。

いくら貰えるか、いつ貰えるのかもわからない、こんな不完全な年金を頼りに人生設計をすること自体が、生きる上での不安材料になるのではないでしょうか?

という事で今回は年金なんかに頼らない人生設計をしようというテーマで、どうすれば年金に頼らないで生きられるかを考えてみます。

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定年後の人生は約20年

厚生労働省のデータによれば、日本人の「平均寿命」は男性で81歳、女性で87歳です。65歳で定年したとすれば、約20年くらいは仕事をしないで生活するということが前提になりますね。

もちろん、現在では70歳くらいまで働くのも珍しくはないですし、私の周りにも70歳前後でバリバリ働いている方も沢山います。

そういった方々の全てが金銭的な理由で働いているわけではありませんが、出来る事なら65歳で定年するかどうかの選択肢は用意されるべきです。

しかし、年金が貰える保障すらない若い世代にとっては、貯蓄がなければ金銭的な理由から強制的に65歳を過ぎても働かなければいけないかもしれないという不安が常に付きまといます。

では、定年後の20年という期間を自由に暮らすためには、金銭的にはどのような人生設計が必要になるでしょうか?

定年後20年で必要なお金は?

老後に必要なお金の資産やデータは様々な機関によって算出されていますが、一般的には夫婦二人の世帯で1ヵ月の生活費は約25万円程度になるようです。

例えば、夫婦で85歳まで生きると仮定すれば、必要な老後資金は「20年×12カ月×25万円」で6000万円が必要ということになりますね。

これに、健康面などでも不測の事態なども発生すると思いますので、年間100万円として20年間でざっくり+2000万円しておきましょう。そうすると、65歳以降の人生で生活するのに必要なお金は8000万円ということになります。

注意:このモデルは一例です。実際の生活スタイルは世帯構成や持ち家か賃貸か、健康状態などによっても大きく変わってきますので、夫婦で月25万円の生活費を20年間続けるための一つの目安だと考えてください。

老後資金8000万円を生み出す人生プランを立ててみる

年金がないと考えると、老後資金で8000万円を捻出しなければいけません。これはかなり大変ですね。25歳から65歳まで貯蓄するとして年間200万円が必要になります。

サラリーマンの生涯年収は2.5億円程度らしいですが、ここから税金や子育てにかかるお金を差し引くと、絶望的に足りないように思います。

ということで、足りない分を補うためには次のような選択が必要になってきます。

  • 夫婦共働き
  • 資産運用
  • 副業

夫婦共働きだけで8000万円の貯蓄を考える

もし、夫婦ともに正社員で平均給与を貰えるとすれば、あわせて5億円の生涯年収になりますから何とかなるかもしれません。夫婦で25歳から定年の65歳までに月約17万円貯金していけばいいわけです。

それでも定年までに8000万円の貯蓄というのは、かなりハードルが高いですね。子供が2人いるとすれば、養育費や子育てに費やす時間も必要ですから、月17万円を老後資金に貯蓄するというのは現実的には厳しいでしょう。

夫婦共働きで積み立て投資をする

では、資産運用をすると、どうなるでしょうか?

例えば、株式投資で年間配当3%ある株に月9万円ずつ分散投資して積み立てたとすれば、25歳から65歳までに4320万円の元本と3955万円程度の利回りが期待できます。

つまり65歳までに8275万円の資産を作ることができます。

夫婦が月に4.5万円づつを捻出して資産運用するとすれば、この資産運用は不可能ではありませんね。共働きでも現実的な資金運用が可能です。

また、老後も資産運用を続けるとすれば、65歳までに8000万円まで運用する必要もありませんが(おそらく6000万円程度でも可能)、それは共働きだけの条件でも同様なので考慮してません。

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夫婦共働きで積み立て投資しつつ副業をしてみる

では、これにさらに副業をしてみるとどうなるでしょう?ただ、副業にアルバイトをするのであれば、ただ労働時間が長くなるだけですから意味がありません。

例えば、私がしているようにブログ運営することで広告収入をつけるとすれば、月に5万円程度の収入は数年以内に達成可能だと思います。

趣味や仕事などで得た専門的な知識を活かしてブログを書けば、月5万円は十分に可能です。もし、夫婦で共通にブログを運営するのであれば、それほど多くの時間を使わずに隙間時間にブログを書くことで実現できるでしょう。

もし積み立て投資の一部をこの副業から賄えば、先ほどの9万円の毎月の積立の内、5万円が副業から捻出できるので、残りは夫婦それぞれで2万円づつの計4万円を積み立てれば良くなります。

そう考えると、共働きにおける条件もお互いがフルタイムで働かないといけないわけでもなくなりますね。より自由な時間を持ちつつ老後資金を作ることが出来そうです。

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収入形態の多様化+資産運用で効果的に資産を増やす

この記事では「夫婦共働き+積み立て投資+副業」という3つの工夫で、65歳までに8000万円の資産を作る例を解説しました。

今回の資産で用いたモデルケースでは、年金がなく退職金も考慮せずに「月25万円+臨時出費」で20年間の老後生活を送るための試算をしましたが、これ自体には大きな意味はありません。

何度も言うように、人によって生活スタイルが異なるからです。そして、この方法は私の経験から現実的に考えたものですから、人によってはもっと異なる効率的な方法があると思います。

ただ、年金の不安を完全に払しょくするためには、平均寿命まで生きる誰もが数千万円以上の貯蓄が必要になるということは事実です。

そのために必要なお金が5000万円であろうと1億円であろうと、現実的にこれまでの普通に働いて貯金するだけの生活では難しいであろうという事は多くの人にとっては当てはまるでしょう。

実現するためには貯蓄だけではなく、積み立て投資をしたり副業をするなど、マルチタスクによる老後資金計画が大切になってきます。

私は現在30代ですが、年金が今の水準で受給出来る可能性は0です。30年先に年金を貰えるとしても、物価変動やデフォルトなどの可能性も考えると意味のある制度のまま残っているかはわかりません。

そういう不安を取り除くための方法を自分で考えることで、何らかの解決方法が出てくるかもしれません。

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