2020年の投資成績を振り返ってみました。
2020年の株式投資損益
2020年の年間投資成績は、資産推移+1,930,000円(16.0%)、確定損益+3,625,000(+30.2%)になりました。※投資資産1200万円として計算
また、日経平均株価は2019年12月末の23656円から2020年12月末の27444円と年間で+3788円(+16.0%)上昇しました。
ということで、2020年の私の資産推移の状況は日経平均株価と全く同じという結果になりました。後にも先にも日経平均株価と全く同じ資産推移をする一年は出てこないでしょう。
私はトレード中心の生活をしているために、基本的には日経平均株価よりも良いパフォーマンスを取ってきましたが、今年一年に限って(特に10月以降)で言えばかなり苦戦を強いられました。
日経平均株価が上がってるのに保有株は上がらないという状況が続き、年前半の貯金を一気に吐き出す形に。
中小型株が多いポートフォリオのために大型株主導の相場には弱いということもありますが、それにしてもここまで差を縮められる結果になるとは。
2020年相場を振り返って
2019年後半の消費増税によって、日本経済の見通しは厳しいものになるんじゃないかと思いながら始まった2020年相場でした。
そんな中、少し手綱を引き締めて年初から売買していましたが、2月に入ると新型コロナウイルスという未知の脅威に世界中が晒される展開に。
アベノミクスは終焉を迎え、それでなくても悲惨な日本の経済状況。そこにワクチンもない致死率も感染力もわからないウイルスの登場で、リーマンショック級の経済不況がやってくるものだと思っていました。
実際、そうなりかけましたが世界各国の金融緩和を中心とした経済対策によって金融市場はV字回復。
さらに年後半にはニューヨークダウは最高値更新、日本株もバブル後最高値更新という全く想像していない結果に。
そんな展開ですから、個人投資家の中でも最高の年であった人、最低の年であった人と大きく分かれたんじゃないでしょうか。
私自身は、日経平均株価との相対パフォーマンスとしてはアベノミクス以降で最低であったものの、一応利益を出すことが出来たのでギリギリセーフな一年でした。
特に、年後半には私自身のこれまでの投資スタイルを見直し、高配当大型株も手掛けるように。これは、今回の世界的な異常とも言える金融緩和の行く末を睨んでの戦略ですが、株式市場の在り方はこの一年を起点にまた大きく方向を変えることになると思います。
2021年相場の戦略
2020年の激動の一年を終えて、今後の株式市場はどうなるか。正直、上がるか下がるかも全くわかりません。
ただ、投資を通じて感じたことは世界的な大規模金融緩和によってお金の価値は著しく低下するという事です。
例えばいままで150円で買えたジュースが300円、500円になるようなことも近い将来起こり得るかもしれません。
そうなった時に、日本人の大好きな貯蓄はもはや金をドブに捨てるようなもの。資産を守る最善の手段は投資による資産運用になるかもしれません。
景気は悪いのに、何故か株価は高くなる。現状が続けばそういう事にもなりかねません。
そう考えるなら、先ほど述べたように中小型株ではなく金融緩和の影響がいち早く出てくる大型株に投資することで資産を守るのが最適解ではないかと考えています。
あくまで、私にとって最悪のシナリオはそうなって自分の資産が大きく目減りするような展開ですから、2021年はそれを想定して戦略を建てようと思います。
とは言っても、セオリーで言えば金融緩和の次は引き締めです。ばら撒いた給付金や対策費を増税に次ぐ増税で回収しにくるかもしれません。
その場合は好調だった株式市場には大きな重しになるかもしれません。ただ、そうなった場合は今までも何度も経験した下落相場が始まるだけなので、私自身にとっては大きな問題ではありません。
そういうわけで、株式市場はどっちに転ぶかはわかりませんが、私自身はお金じゃぶじゃぶの資産価値低下を警戒する戦略を選ぶつもりです。
今年も色々と大きなイベントを乗り越えた一年になりましたが、個人投資家の皆様にとって来年が良い一年になりますように。
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