現代の不労所得の考え方と実践例【労働からの脱出】

「不労所得」とは、その名の通り「労働によらない所得」のことを言います。

例えば、家賃収入や配当金、印税など、労働の対価としての収入ではないものを指しますが、現代の日本では不労所得はお金持ちや特別な才能を持った人だけの特権ではありません。

お金持ちの不労所得よりは少し準備が必要ですが、現在は一般の人にとっても不労所得を得ることが容易な時代とも言えます。

私も一般家庭に育った普通の人ですが、今では不労所得が収入の9割を占めていて、労働時間も月に50時間程度です。

本記事では、日本で暮らす一般人にとっての不労所得について考えてみます。

不労所得の重要性が増している

かつては労働による収入で暮らすのが当たり前だった日本ですが、現在では労働所得のみで生活するというのは、非常にリスクが高い世の中になっています。

理由としては以下のようなものが挙げられます。

  • 年金受給額や受取年齢の引き上げ
  • 終身雇用の保証がない
  • 国民の税負担の増加

他にも理由を上げればキリがありませんが、若い世代になるほど将来的に保障の少ない時代になることは容易に想像できます。

労働による収入だけでは、生活に必要なお金は足りず、さらには終身雇用も保証されないというのは、ハッキリ言って絶望しかありません。

世の中を変える必要はなくとも自分や家族だけは不自由な生活にならないような工夫をすることが、現代で生きる上では重要になってきます。

しかし、月160時間以上の労働をしているサラリーマンが、さらに労働時間を増やすというのは、生きる意味すら見失いそうです。

そこで、重要になってくるのが「労働所得」ではなく「不労所得」を作ることです。

不労所得の種類は大きく2種類

では、不労所得とは、どのような収入形態があるのでしょうか?細かく分けるとより細分化できますが、基本的には大きく2種類に分類できます。

資産運用による不労所得

不動産投資、株式投資、FXトレード、仮想通貨売買など、資産を運用することで、より多くのお金を稼ぐ方法です。

インターネット技術が発展して、以前はお金持ちの特権だった投資が、今では学生でも始められるくらい身近になっています。

スマホ片手に株やFX、仮想通貨の売買が気軽にできる環境は、億以上の資産を築く20代を何人も生み出してきました。

アイディアや知識による不労所得

Youtubeやブログの運営など、アイディアや知識を不労所得にする方法もあります。

ユーチューバーやブロガー、アフィリエイターなど、以前は考えもしなかった生き方でお金を稼ぐことが出来る時代です。

自宅やカフェなどでブログの記事を更新したり、自宅で動画を撮影しYoutubeにアップすることで、数千万、数億というお金を稼ぐ20代の若者を何人も生み出しており、今なお市場は拡大しています。

仕事以外で稼ぐ方法が多様化している

増税や社会保障費の増加により絶望感漂う日本経済ですが、代わりに「仕事以外で稼ぐ方法がいくらでもある」というのは現代の大きなメリットです。

現代の不労所得は厳密には労働所得

実際には、上で挙げた例は、純粋な意味では不労所得ではありません。

少ない資金を元に投資で稼ぐには勉強や知識が必要になるし、ブログやYoutubeにしても記事を書いたり動画を編集したりと、労働と考えられるような時間が必要になるからです。

「副業」という言葉の方がしっくりくるかもしれませんね。

ただ、不労所得に対する勉強や作業に時間を費やせば、仕事をして得られる収入よりも効率良く稼ぐことも十分に可能です。

現に、私は20年前に50万円で始めた株式投資で、今ではほぼ放置していても生活できるだけの収入を手にしています。

仕事よりも自分で稼ぐ力を身につける

リストラや降格を恐れて企業で生き残るための努力をするよりも、資産運用や副業を頑張る方が建設的な場合もあります。

不労所得だけで生きようとしない

私が不労所得だけで生活していた経験と反省に基づきますが、早い段階から全てを不労所得にしようとするのはオススメできません。

基本的には、労働による所得を軸として長期的に不労所得を増やしていく方が効率的です。

不労所得を稼ぐには時間が必要

その理由は、不労所得を得るためには時間が必要だからです。

例えば、私のしている株式投資では、安定して利益が出せるようになるまで2、3年費やしました。経験と知識、技術を身につける時間が必要だったからです。

ブログやYoutubeにしても、数十本から数百本の投稿数がなければ、アクセス数が伸びず収益には繋がらないでしょう。

不労所得は費やした時間に比例して収入が増える

しかし、不労所得は費やした時間に比例して収入が増える傾向にあります。

労働所得の場合でも昇給はありますが、年間で月数千円程度が一般的です。

しかし、現代の不労所得はストックビジネスでもあるので、時間を費やすほど好環境が構築され収入もやった分だけ増えるようになります。

例えば、株式投資では資産が100万円の時と1000万円の時では、収益に10倍の違いがでます。

ブログやユーチューブでも同じように、記事数や投稿数に比例してアクセス数が伸びます。つまり、アクセス数が伸びれば、それだけ多くの広告を表示できるわけですから収益も伸びることになります。

継続するだけ大きな利益が見込めるのは、収入の上限が低い労働収入とは違う大きな魅力でもあります。

リスクを許容するなら資産運用、時間を許容するならアイディア

上の方で説明したように不労所得と言っても、資産運用かアイディアのどちらを選ぶかでリスクも変わります。

資産運用は資産が減るリスクがありますが、アイディアには金銭的なリスクはほとんどありません。一方で、資産運用よりもアイディアの方が多くの時間を必要とするでしょう。