会社の昇給額に不満があるなら株式投資をするべき理由

会社員として働くのであれば、「昇給制度」は重要な制度です。同じ会社に勤める理由の一つでもあります。

昇給はサラリーマンにとって仕事のモチベーションになりますが、昇給幅は会社によって違う上に業績によっても左右される場合があります。

はたして、物価上昇や増税が続く中で今の昇給の額や先行きに満足しているでしょうか?

本記事では昇給額に不満があるなら、株式投資をするべき理由について解説します。

サラリーマンの昇給額は?

まず始めに、サラリーマンは年間でどれくらい昇給しているのでしょうか?

政府統計によれば「1人平均賃金の改定額及び改定率の推移」では平成30年度は1人あたり月5,977円の昇給があったようです。大体一人あたり1ヵ月6000円、1年で72000円程度の昇給ですね。

ただ、この昇給額は年齢や企業規模によっても大きく変わります。増税や物価上昇が今後も続く可能性が高いにも関わらず、現状の昇給額に満足していない人は多いのではないでしょうか。

昇給しても生活水準が上がらない

サラリーマンの多くは昇給はあっても、生活水準は逆に下がっているのが今の日本の現状です。

特に若い世代ほど、給与に占める生活費の割合は高く、そこに増税や物価上昇が続けば昇給はあっても生活は苦しくなる一方です。

そうなっているとすれば、昇給しても最低限の生活から脱出できない負のループに陥っていると言えるでしょう。

そして、それが長年続いた末に会社が倒産でもすれば一体何が残るのでしょうか?

昇給に失望しているなら株式投資をするべき

もし、そんな生活に陥る可能性を感じているのであれば、自分で資産運用していくべきです。

豊かな生活が期待できない会社に、自身の全精力を注ぐくらいなら、働くの労力の一部をお金の知識を身につけるために使う方が遥かに建設的です。

三菱UFJ銀行は年間配当5%

例えば、誰でも知っているメガバンクである三菱UFJ銀行の株は2019年8月は、年間配当利回り5%です。

つまり、140万円の株を保有していれば年間で7万円、毎月6000円程度の収入になる計算です。

これはサラリーマンの平均昇給額に比べても、遜色ない数字です。特に若い世代から株式投資を始めるとすれば、定年までの40年間の間にどれだけの配当金を貰える計算になるでしょうか?

投資はしたいけど資金がない

しかし、投資が本当に必要な人ほど投資資金がない、貯蓄が出来ないというのが問題です。

結局、お金がないから投資をすることも出来ずに、仕事以外での収入を得られないギリギリの生活をするという堂々巡りになってしまいます。

ただ、その現状を嘆いていても何にもならないのが現実です。

投資資金は副業してでも貯めよう

給与だけで投資資金が捻出できないのであれば、副業してでも投資資金を貯めるしかありません。

月に3,4日程度でも良いので、資産運用のためにお金を貯めましょう。本業の他に副業をするのは大変ですが、ずっと貯蓄出来ない生活をする方が長い目でみると大変です。

まずは投資の初期費用を貯めることが第一歩です。

投資資金はどれくらい?

では、投資資金はどれくらい貯める必要があって、どれだけの時間働かなければいけないのでしょうか?

初期の投資資金は2,30万円でも良いと思います。逆に多過ぎない方が良いでしょう。その理由は別の記事で解説していますので、そちらを参考にしてください。

株式投資を始める事で新たな可能性が生まれる

私自身は資金50万円程度で株式投資を始めました。投資資金は、仕事をしながら半年くらいの副業で貯めました。

私が社会人になったのは2003年頃でしたが、当時は貯蓄がなく給与も生活費以外にほとんど余裕がない程度しかありませんでした。

仕事を続けていけば給与は少しずつ増えますが、それに何年も待っていられるほど気が長くはなかったために、副業をしてでも投資を始めるという選択をしました。

本業以外に副業をするというのは大変でしたが「株式投資をするため」という明確な目標があったために、それほど苦痛ではありませんでした。

株式投資を始めて、10年経った頃には投資を中心に生活出来るまでになりましたが、最初の数年の株式投資による資産運用はマイナスでした。

このマイナスの期間は、私が投資やお金について最低限学ばなければいけない知識を身につける期間だったと思います。

そして、その期間があったからこそ働くかどうかを選択できる生活になったと思います。

株式投資はリスクを伴うという事は否定は出来ませんが、生活水準が上がらない程度の昇給しかない企業に自分の全生活を預ける方が、大きなリスクだと思います。

もし、現状を変えたいと願うなら、勉強する労力やリスクを踏まえた上でも挑戦をするべきではないでしょうか。