本記事では、「1つの仕事で得る給与が収入の全て」という人、特に「楽しいと思えない仕事」を続けている人はリスク分散をするべきという話です。
収入源が1つであることのリスク
多くの人にとって主な収入源は「仕事による給与」です。では、次の収入源には何があるでしょうか。
2番目以降の収入源がない人は、もし仕事を辞めることになった場合に新しい収入源を確保できるでしょうか?
給与収入のリスク
収入源を給与のみに頼る場合には次のリスクがあります。
- 倒産リスク
- 解雇リスク
- 健康リスク
こういったリスクは、会社で働く以上避けられません。実際にこういう事態が起こった時には、新たな収入源を確保するために転職活動をすることになるでしょう。
転職活動が上手くいく保障はない
転職して「給与が上がった」「労働環境が良くなった」という場合もあるでしょう。しかし、必要に迫られた転職活動では、不利な条件での転職を余儀なくされる人もいると思います。
特に「今の仕事が楽しくない」と感じている人にとって、同業種での転職を積極的に行うことは難しいかもしれません。もし別業種への転職をするのであれば、経験や資格がなければ、前職と同程度の収入は見込めないことの方が多いでしょう。
仕事がつまらない時点でリスクが跳ね上がる
仕事が楽しい人に比べて仕事が楽しくない人は、生活リスクが高いと言えます。
- 積極的に成長するのが難しい(給与が上がりにくい)
- 転職の際に同業種を敬遠する(給与が下がる)
- 嫌々仕事をしている(ストレスが溜まる)
このような環境が常態化することは、人生における大きなリスク要因です。
複数の収入源があることの重要性
そこで、重要なのは複数の収入源を確保しておくことです。
1つの収入源ではなく、複数の収入源を持つことが不測の事態が起こった時の生活リスクを大きく減らします。
複数の収入源があることで、具体的には以下のようにリスク分散できます。
- 会社を辞めても収入を確保できる
- 無理をして会社に留まる必要が無い
- 仕事以外に収入源があることで余裕が生まれる
- 転職活動を急ぐ必要がない
- 仕事以外の収入を主な収入源にすることも可能
このように、収入源が複数あることで様々なリスクを軽減し、多くのメリットを生み出すことがわかります。
複数の収入源=複数の仕事ではない
ただし、複数の収入源を確保する事と、複数の会社で仕事をする事は同じではありません。
例として今の私の収入源を紹介します。
私の収入源の種類
私は現在、収入の多い順に次のような収入源があります。
私は、株式投資の収入を主な収入源にしている兼業投資家ですが、4つの収入源を確保しています。
今後、仕事以外の収入をさらに伸ばしていき、どの収入でも生活できるようにするのが私にとっての目標です。
「労働時間=収入」の思考を捨てる
「労働時間=収入」という思考では、複数の収入源を持つことは難しいでしょう。
労働時間を増やして収入を増やすという方法では上限があるからです。仮に、他の仕事で収入を増やしても、アルバイトやパートなら月50時間働いて収入は5万円を超えるかどうかです。
普通に仕事をしている人が貴重なプライベート時間である50時間の対価に5万円を稼ぐことに大きな価値があるでしょうか?
目的があって一時的に副業としてアルバイトやパートをするなら価値はあると思いますが、継続的にプライベートな50時間を削って5万円を稼ぐ価値ははっきり言ってありません。
人の生きる時間や自由に動ける時間には、それ以上の価値があるからです。