デイトレード銘柄の探し方【代表的な4つの方法】

デイトレードとは1日で売買を完結する株やFX取引です。

株式投資のデイトレードは、企業の業績や財務状況よりも、株価チャートや売買における需給状況を重視して売買することになりますが、押さえるべきポイントは長期投資とは全く違います。

今回は個人投資家のためのデイトレードする銘柄の探し方を記事にしてみました。

デイトレードに適した銘柄

デイトレードではどういう銘柄を売買すれば利益が出やすいのか考えてみましょう。

1日で売買を終わらせるため「値動きがある」方が利益を出すチャンスが大きいと言えます。それと同じく「出来高が多い」ことも売買を繰り返すデイトレードでは重要です。

また、株価変動が「ポジティブな要因」であることも大切です。悪材料などに反応して株価が大きく変動している場合、株価は下落余地が大きくなります。

もちろん、逆張りで底値からの反発を狙うデイトレードもありますが、最初に身につけるべきは順張りでのデイトレードの手法です。

つまり、デイトレードの銘柄を探すには、以下のポイントを抑えるのが鉄則になります。

  • 値動きが大きい
  • 出来高が多い
  • ポジティブな要因

私の場合は、この3つの条件を意識しながら次のような方法で方法でデイトレード銘柄を探しています。

デイトレード銘柄を探す具体的な方法

では、具体的にはどういう手順でデイトレードをする銘柄を探すのかを解説していきましょう。

騰落率ランキングから探す

一番代表的なのは、株価の騰落率ランキングから探す方法です。

騰落率とは株価の上昇率や下落率のことで、騰落率が大きいほど値動きが荒くなるために、デイトレードに向いている銘柄と言えます。特に上昇率が高い銘柄は、買いたい投資家が多いという事なので、デイトレードの勝率を高めることが出来ます。

また、騰落率ランキングの上位に入っている銘柄は投資家の注目を集めるため、1日だけでなく継続的に値動きが大きくなることが一般的です。

騰落率ランキングはヤフーファイナンスや証券会社の取引ツールなどから探すことが出来ます。

ネガティブ材料で株価が変動している場合は注意が必要

騰落率が大きいという事は、何らかの株価を変動させるニュースやIR情報が出ている場合もあります。そういうった場合には、株価に対してポジティブな材料であることが前提です。

出来高が急増している銘柄をチェックする

出来高とは売買された株数を表す数字です。この数字が大きいほど、活況に取引されていて人気のある銘柄とも言えます。

特に、普段の出来高と比べて急増している場合、何らかの理由から「投資家に注目されている可能性」があります。

出来高急増時には、株価水準のバランスが崩れる(見直される)可能性があり、株価の変動が大きくなる傾向があります。

ネガティブ材料で出来高が急増している場合は注意が必要

騰落率と同様に、業績の下方修正などのネガティブ材料で、出来高が急増している場合は、株価が下落する勢いが強いので損失リスクが高くなります。

普段から特定の銘柄をチェックする

私は株価が変動の大きさに関わらず常に数十銘柄をチェックしています。何故そんな事をするかと言うと、株の値動きには銘柄ごとに特徴があるからです。

特徴を掴んでいる銘柄であれば「こういう気配値になれば、こういう値動きになりやすい」というのが、予測できることがあります。

値動きの特徴を知っているから勝率が高くなる

常にチェックしている銘柄なので変動の初動も見つけられるし、銘柄分析が終わっているという利点もあります。

ただ、継続的に観察しなければいけないという労力はありますので、株式投資に充てられる時間に余裕がないと難しいかもしれません。

寄り付き前の特別気配値銘柄を探す

特別気配値とは、前日の終値(基準値)から売りや買いの注文動向が大きく乖離した場合に、気配値が一定の間隔でスライドしていくシステムです。

例えば前日終値1000円の銘柄の寄り付き前の注文が買いに大きく傾いていた場合、1030円、1060円と少しずつ株価がスライドしていき、買い株数量が売り株数量と釣り合った株価で始値が決まります。

この特別気配銘柄の中には、株価変動が通常に比べて大きくなる銘柄があります。特別気配銘柄は、各証券会社のツール等で確認することが出来ます。

デイトレードは習うより慣れろ

今回、紹介したデイトレード銘柄の探し方は代表的な手法です。これらの手法を使えば、デイトレードに適した銘柄は見つかります。

しかし、デイトレードに適した銘柄を売買しても、利益がでるかは別の話です。

デイトレードを含む短期投資には知識以上に経験が求めらます。ですから、デイトレードで利益を上げたいのであれば、とにかく取引を繰り返し、株式投資に慣れることが大切です。