投資初心者は、株式投資に対して色々な不安を抱えていると思います。
そのせいで、仕事中でも株が気になって、仕事が手につかない状態になったり、少し株価が下がっただけで強いストレスを感じたりと、普段の生活に支障をきたす場面もあるでしょう。
本記事では、そんな投資初心者の不安とその解決方法について解説します。
投資初心者が株式投資で不安を感じる理由
株式投資を始めて間もない頃に、投資に対する不安が大きいのは主に次の2つの理由です。
経験がないから予測ができない
「経験がない」というのは、不安を生み出す一番大きな要因です。
株式投資においては、経験不足によって株価の動きが予測できず不安が生じ、少しでも情報を把握したいという欲求が強くなります。
損失が出ることに慣れていない
もう1つ、投資初心者が不安を感じるのは「損をすることに慣れていない」からです。
働いてお金を手にする事があっても、お金が出ていく事は普通はありません。株式投資は資産を増やす目的で始めるはずですが、相場の変動によって損失を出すことも当然ながらあります。
増やしたいという目的と、損失を出してしまったという結果の違いを体験することで、株式投資に強い不安感を感じてしまいます。
投資に対する適度な不安はメリット、過剰な不安はデメリット
投資に対する適度な不安はリスクに対して敏感になれるので、メリットになると個人的には考えています。
しかし、投資初心者の頃の株式投資に対する過度な不安は日常生活にも支障をきたす場合もありデメリットになる可能性が高いでしょう。
特に慢性的に株の事を考えてしまうような状態では、仕事にも集中できなくなり、ちょっとした株価の変動で一喜一憂する情緒不安定な人になりかねません。
では、そうならないためにはどうすれば良いでしょうか。
投資初心者の過剰な不安の解決方法
行き過ぎた不安による日常生活への支障は避けるべきです。仕事やプライベートに悪い影響を与えるなら、投資自体が苦痛になる恐れがあります。
そういった過度な不安を解消するには次のような解決法があります。
投資資金を減らす
常に株の動きが気になるようであれば、それは1日の資産の増減が自分のキャパシティを超えているかもしれません。
そのような場合は、投資資金を減らすことで、ストレスや不安は解消されます。
毎月定額を積み立てる
最初からまとまった金額で投資するよりも毎月定額を積み立てるのも、不安を解消する手段になります。
投資の積み立てを固定費として割り切れば、少しずつ株式投資に慣れていくことができるでしょう。
株式投資に慣れる
最終的には株式投資に慣れることが、不安を取り除く一番の解決策です。
株式投資では損失になることも利益になることもあります。それが当たり前の仕組みだということに慣れてしまえば、日々の動きに一喜一憂することはなくなります。
経験上、長期的に株を保有し続ける事で、その状態に自然と慣れていきます。個人差がありますが、初心者が投資で感じる不安はいつか解消される問題です。
投資への不安は良いことでもある
先ほども言いましたが、投資の不安はリスク管理の観点から考えるなら悪いことではありません。
投資初心者の頃に、不安を強く感じる人の方が投資に向いているのではないかと個人的には思うくらいです。
「不安を感じる=投資に向いていない」ではなく不安をコントロールすることで、個人投資家として成長出来るという認識を持つのが良いでしょう。
精神的に負担をかけない程度に投資を続けることが、資産運用としての株式投資には大切です。