株式投資をしていない人の株式投資への誤解

皆さんの株式投資に対する印象はどういうものでしょうか?

本記事では、株式投資をしていない人や投資を始めたばかりの人が誤解しがちな株式投資の事実について解説します。

投資をしていない人の株式投資の解釈

株式投資をしていない人は株式投資を次のように解釈している人が多いでしょう。

  1. 株式投資は一攫千金
  2. 株式投資は少ない資金では稼げない
  3. 株式投資は一般人が勝てない仕組み

これらの誤解は、雑誌やテレビなどに取り上げられるのは、何億円も稼いだトレーダーや、株やFXで破産した人など、インパクトのある個人投資家が多いのが理由の1つです。

しかし、実際に株式投資をしている多くの人は、そういった極端な個人投資家ではありません。

株式投資の真実1:リスクを極力減らしてコツコツ資産運用する

株式投資を長く続けている個人投資家の多くは、リスクを減らすことに重点を置いています。

逆に言えば、リスク管理が出来ない人はギャンブルのような売買をして、早い時期に致命的な損失を出して株式投資を辞めてしまう傾向があります。

リスクを減らすことに重点を置くのであれば一攫千金の利益は望めません。つまり、リスクを減らすことは着実に資産を増やす投資になります。

1年で億トレーダーになったり、資産何十億円でタワーマンションに住んだりというイメージが強い投資の勝ち組ですが、そういう人の割合は極めて少なく、長期的に株式投資を続けている投資家の多くは、着実に資産を増やしていくような投資家です。

株式投資の真実2:稼げるかどうかは最初の投資資金の額に関係ない

株式投資では、投資資金は少ないより多い方が有利なのは事実です。しかし、最初の投資資金に関して言えば、投資資金の大小はあまり関係ないと言えます。

私自身は投資資金50万円で株を始めましたが、もし投資資金が1000万円だったとしても、それほどメリットがあったとは思えません。

最初の投資資金が多くても少なくても変わらない理由

そう考える理由は、最初の投資資金が少なくても増やせる投資家は増やせるし、増やせない投資家は投資資金が多くても減らすだけだからです。

保有株の株価が10%下落する時には資産は10%減少します。投資資金50万円なら10%は5万円、1000万円なら10%は100万円となり、それぞれの損失額は大きく変わります。

知識や経験が不足している状態で多額の資金で投資をしても損失を出すリスクが高く、メリットよりもデメリットの方が大きいのではないかとさえ感じます。

株式投資で安定的に利益が出るようになるまでには、ある程度の知識と経験を身につける時間が必要です。

それが数カ月か数年かはわかりませんが、その間は投資資産を増やすどころか減る可能性が高いことは事実です。

安定して利益が出せれば資金が少なくても自然に増える

株式投資で安定して利益が稼げるようになれば、投資資金が少なくても自然に増えます。

投資による利益を再投資に回せば複利で資産は増えていくので、最初の投資資金が少ないからと言って稼げないというのは間違いです。

株式投資の真実3:一般人は株式投資で勝てないというのは嘘

「個人投資家の多くは損失を出している」という情報は時々メディアなどで見かけます。それは間違いではないかもしれません。

では、一般人は株式投資で勝てない仕組みになっているのかと言えば、それは真実ではありません。

株式投資で勝てない理由は、本気で取り組んでいないからです。

私自身も一般投資家です。。それでも株式投資で利益が出るようになったのは、本気で株式投資に取り組んだからです。

株の売買での勝率は常に5割

株式投資は株価が上がるか下がるかを予測するだけです。つまり、コインの表か裏かを当てるのと違いはありません。

そこに知識や経験などが加わって5割以上の勝率を目指すだけなので、株式投資は一般の個人投資家でも十分に勝てる余地があります。

【まとめ】株式投資は堅実に資産を運用することが本質

株式投資の誤解を与える最も大きな原因は、投資による極端な事例を見聞きする事による先入観だと思います。

「ドラマや映画を観て憧れた仕事に就いたものの、想像と全く違う仕事だった」という話と似ているかもしれません。

20年間、株式投資を続けてきた私としては、多くの個人投資家にとって一攫千金を狙うような売買はリスクでしかないと思います。

リスクを極力回避し、着実に資産を増やすことが株式投資による資産運用の本質だと個人的には考えています。