松井証券の「取引手数料」と「サービスの特徴」【2019年度】

松井証券

投資家の間で、松井証券といえば、『一日信用取引』と言っても過言ではないでしょう。

デイトレードなら何百万円、何千万円と売買しても、手数料が無料で取引出来るサービスは、サービスの発表当時は多くの個人投資家を驚愕させました。

今なお、多くの投資家に支持される、私自身も口座開設後にずっと使い続けてる証券会社です。

松井証券の株式売買の手数料

松井証券の現物取引と通常の信用取引の取引手数料は「ボックスレート」と呼ばれる定額プランです。

ボックスレートの手数料

1日の約定代金合計金額 手数料(税抜)
10万円まで 0円
30万円まで 300円
50万円まで 500円
100万円まで 1,000円
200万円まで 2,000円
100万円増えるごとに1,000円加算
1億円超 100,000円(上限)

※松井証券では、通常の売買に加えて、PTS取引やETF(上場投資信託)・ETN(上場投資証券)・REIT(不動産投資信託)も含めてた金額で、ボックスレート(定額)で売買することが出来ます。

制度信用取引と一般(無期限)信用取引も定額プランに含まれる

この松井証券の売買手数料が他社と比べて優れているのは、現物株式も信用取引も同じボックスレートで計算されるという点です。

一般的な証券会社の場合には、どのプランでも現物取引と信用取引は別の手数料体系になっています。そのため、現物取引では現物取引、信用取引では信用取引で手数料がカウントされることになります。

松井証券では、現物取引でも信用取引でも同じボックスレートで計算されるので、両方の取引をしたとしても、それぞれの手数料を考えながら売買代金を気にする必要が一切ありません。

そのため、現物取引と信用取引の両方をする投資家にとって株の取引手数料が明快でわかりやすいと言えます。

一般的な証券会社の取引手数料例
定額プラン 現物取引 信用取引
約定金額 70万円 120万円
必要手数料 定額100万円 定額200万円
「定額100万円+定額200万円」分の手数料
松井証券の取引手数料例
ボックスレート 現物取引 信用取引
約定金額 70万円 120万円
必要手数料 「70万円+120万円=190万円」
定額200万円の手数料

一日信用取引の取引手数料は無料

一日信用取引は松井証券を利用する最大のメリットです。

一日信用取引は普通の信用取引とは違い、一日で売買を完了することを目的とした信用取引のシステムです。つまり、デイトレードに特化した売買手数料システムと言っていいでしょう。

デイトレードなら、どれだけ売買しても取引手数料は無料です。松井証券がこの一日信用取引のサービスを開始するまでは、取引手数料が無料になるなんて想像すらしなかった投資家が多いと思います。

デイトレードをする人には必須

私も利用していますが、デイトレードをする人には一日信用取引は必須といっても過言ではありません。

100万円程度のデイトレードをするだけで、一般的な証券会社なら安くても1000円程度の取引手数料がかかります。それが週に1回だけだとしても、年間では5万円程度の手数料になるわけですから、手数料無料との違いは大きいですね。

こんな人にオススメ

  • 平日の日中に仕事が休みの日がある人
  • 仕事の休憩時間などにデイトレードをしている人
  • 寄り付きに買って、大引けに売る人
  • 本気でデイトレードを勉強したい人

もし一日で返済しなかったらどうなる?

一日信用取引で返済売買をしなかった場合には、翌日(翌営業日)に松井証券の方で任意決済が行われます。

この場合は、返済時に約定代金の0.3%が手数料として発生します。例えば、50万円に対して1500円の手数料ですので、一般的な取引手数料の相場よりは少し高めですが、一日信用取引のメリットから考えれば安いと言えるでしょう。

私が過去に何度か一日信用取引で返済売買できなかった時には、翌日の寄り付きで成行注文で自動的に発注されました。

買い建て玉なら「現引き」が可能

もし、一日信用取引で買った建玉を任意による返済売りしたくないのであれば、「現引き」という手段があります。現引きとは信用買い建玉を現物株に変更するシステムです。

一日信用取引で現引きする具体的な状況としては、

  • 一日信用取引で買った銘柄がストップ高したので売りたくない
  • 一日信用取引で買ったけど、長期投資に切り替えたい

などといった時に、現引き注文が効果的です。この現引き注文でも手数料は任意決済と同じ約定代金の0.3%になります。

松井証券の取引ツール

>松井証券の株の取引ツールは「ネットストック・ハイスピード」「ネットストック・スマート」「株touch」の3種類です。

松井証券のツールは、投資初心者にとっても使いやすいツールであることが特徴です。そのため、投資を始めたばかりの人でも直感的に操作しやすく、株の売買に慣れるには最適なツールとなっています。

どちらも株式投資のツールですが違いは以下の通りです。

ネットストック・ハイスピード

ネットストック・ハイスピードは、高機能な発注機能を搭載したトレーディングツールで、様々な種類の情報画面の中から、好みのものを選び、自分の投資スタイルに最適なトレーディング環境を構築できます。

私も松井証券の取引ツールはこちらをメインに利用しており、デイトレードの注文が体感的にできるために、素早い注文ができるために気に入っています。

3つの取引ツールの中では、一番機能に優れていますが、松井証券の口座を開設していれば無料で利用することが出来ます。

ネットストック・ハイスピードは松井証券の代表的な取引ツール

株touch

スマートフォン向けアプリ「株touch」では、外出先でも株式取引、先物・オプション取引が可能です。

仕事の休憩時間や外出中にちょっと株価を確認したいという時には、スマホで簡単に操作できるので、忙しい日中でも空いた時間に株式投資を楽しむことが出来ます。

私も外出時には、簡単なデイトレードや保有株の株価をチェックするのに利用しています。こちらも無料で利用できます。

スマートフォンで操作するなら「株touch」

ネットストック・スマート

最後に「ネットストック・スマート」は、注文の発注に加え、投資に役立つ情報の取得もWEBブラウザ上で行うことができるツールで、パソコンの他にタブレットでも操作しやすい仕様になっています。

性能的には、「ネットストック・ハイスピード」よりも簡易的なツールですが、投資情報も操作性も申し分ないので、投資初心者にとっては、こちらの方が使いやすいかもしれません。

「ネットストック・スマート」はこの3種類の株の取引ツールの中では、唯一FX取引も可能なツールです。株とFXの両方をしている人にとっても使いやすいと思います。

当然、こちらも松井証券の口座を持っていれば無料で利用可能です。

投資初心者にオススメの取引ツール

松井証券を5年以上利用し続けて感じる事

私は2013年頃に松井証券の口座を開設しました。当時は一日信用取引というサービスが出始めた頃だったので、試しに口座を開設しましたが、その後2019年現在までずっと使い続けています。

一日信用取引で取引手数料がトータル100万円の節約

特にデイトレードでは、口座開設以来で普通の証券会社の手数料体系で利用している場合と比べると100万円程度は取引手数料が安くなっていると思います。

私の場合は、ヘビー投資家なので普通に働きながら兼業投資をしている人に比べると、利用頻度は高いとは思いますが、それでもデイトレードをする個人投資家にとっては、確実に手数料の節約が出来ると断言できます。

ライトな中長期投資にも利用できる

また、1日に10万円以下の株式の売買手数料も0円なので、株価1000円以内の銘柄を中長期投資などで、1日一回の売買する際にも実質無料で利用することが出来ます。

そのため、私の場合はデイトレードで得た利益で、現物株を買って中長期投資で運用しています。

デイトレードをして資産を増やして、中長期投資で運用するということを、ほぼ費用をかけずに出来るので、ある意味ゲーム感覚で株式投資を始めるには、一番オススメの証券会社かもしれません。

これから株式投資を始める人や、ライトな株式投資をしている人は、松井証券のサイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。