私は専業投資家に近い兼業投資家なので、マーケットが開いている平日は株式投資のデイトレードをしています。
本記事ではデイトレードに必要なパソコンの性能(スペック)について解説します。
デイトレードに必要な取引ツール
デイトレードには、証券会社が独自に提供する取引ツールを利用します。
私の利用しているSBI証券では「HYPER SBI」、松井証券では「ネットストックハイスピード」というツールが提供されています。
パソコンの動作状況を表すタスクマネージャーを見ると、取引ツールが使用するパソコンのリソースの割合がわかります。
- HYPER SBI:CPU使用率1.1%、メモリ37.0MB
- ネットストックハイスピード:CPU使用率0.5%、メモリ3.9MB
- 注:私のPCのCPU:Celeron G3930 2.9GHz
私は「HYPER SBI」で情報を2画面で表示していますので、「ネットストックハイスピード」に比べると、使用状況の割合は多くなります。
しかし、株の取引ツールが消費するCPUやメモリの割合が少ないことがわかります。
株の売買ツールは低スペックPCでも十分使える
私のパソコンは2018年に約5万円で買ったデスクトップパソコンです。
低スペックの安いパソコンですが、株の取引ツールに関してはCPUもメモリも問題なく動作します。
取引ツールを使って株の売買をするだけなら、低スペックのパソコンでも十分に使えるでしょう。
デイトレードには情報が必要
ただし、デイトレードをするには、証券会社の取引ツールだけでなく多くの情報が必要になります。
CPUは低スペックでもメモリは8GBが必要
私の場合には、ブラウザソフトを2つ立ち上げて、同時に10サイト程度を表示しているので、メモリが4GBでは不足していました。
株式投資で主に表示しているサイトには次のようなものがあります。
- 証券会社のサイト
- 東証適時開示情報
- ヤフー掲示板
- ラジオNIKKEI(Radiko)
このような情報を閲覧するためには「Chrome」などのブラウザソフトが必要になります。
そして同時に多くの情報を同時に表示、視聴するには、ブラウザソフトが取引ツールとは比べ物にならない程メモリを消費します。
メモリを4GBから8GBにすれば、下の画像のようにメモリの使用量は64%(5GB前後)になるので、十分に使える性能(スペック)になりました。
【まとめ】デイトレードをするならメモリは8GB以上
正直CPUは低スペックなものでも、デイトレードにはそれほど不便は感じないと思います。多くのソフトを利用していても、人が同時に操作できるソフトの数や処理は限られているからです。
しかし、メモリは作業スペースのようなもので、多くのソフトを立ち上げているだけで消費してしまいます。
メモリ4GBでは、ウイルス対策ソフトやブラウザソフトの影響で、株式市場の情報を調べながらデイトレードをするには、不足感が否めません。
デイトレードをするなら、最低でもメモリが8GB以上あるパソコンを選ぶのが良いでしょう。
※この記事は2019年に作成したものです