株式投資と聞くと、何歳くらいの人がやっているイメージでしょうか。
ネット取引が主流となり、若い億トレーダーとよばれる個人投資家もメディアなどで注目されるようになった2000年代以降では、投資に対するイメージは”おじさんのもの”ではなくなってきたかもしれません。
今回はそんな株式投資をするなら何歳から始めるのが良いのかを記事にしてみました。
【極論】株式投資を始めるなら若い方が良い
おそらく想像がつくと思いますが、株式投資を始めるなら若い方が良いということです。
今や、未成年であっても口座を開設できる時代です。※もちろん保護者の承認は必要ですが
16歳などで株式投資を始めても良いわけです。高校に通いながら投資をすることも出来るというわけですね。
長期投資には時間が一番のアドバンテージ
数年から数十年かけて投資する長期投資では、当然ながら投資歴が長い人ほど有利になります。
なぜなら長期投資においては以下の事実がメリットとして働きます。
- 保有する年数が長いほど配当回数が増える
- 株式投資では経験(投資歴)が重要
- 企業が成長を続けるなら保有年数が長いほど株価が上昇する
ですから、10代の頃から株式投資を始めているとすれば、人生の残り時間で考えれば30代で始めた人よりも圧倒的に良い条件で投資が出来る環境が整うと言えるでしょう。
と、ここまでは当たり前の事を解説しました。極論として解説していましたが、実はこれだけでは説明として不足しています。
年齢よりも重要:目的意識をハッキリする
若い時に始める方が株式投資は有利というのは間違いではありませんが、そこには目的意識が必要です。
ただ、何となくお金が増えそうだからと始めるのではなく、しっかりとした目標や目的があった方が、より効率的に投資技術を向上させることが出来ます。
目的意識の例
- 月に10万円の不労所得が欲しい
- 会社を辞めるために始めたい
- 老後に豊かに暮らす資金として始めたい
のように何らかの目的があり、それが強い理由でないなら、投資について勉強する向上心は生まれないでしょう。
投資の初期段階は資産運用よりも技術習得
株式投資を始めてすぐの時に、資産運用としてお金が増えていくというイメージは持たない方が良いでしょう。
当然、売買をすれば利益になることもありますが、安定して利益が出るようになるには、数年ほど時間が必要だと考えてください。
投資初期の段階では、資産運用というよりは、投資の技術や知識を身につけるための時間だと割り切った方が結果的には上手くいくと思います。
強い目的意識がないなら社会人になってから
もし、強い目的意識なく株式投資を始めてしまうと、大して勉強することもなく損失を出し株式投資を辞めてしまうかもしれません。
投資は負けるものという先入観がつけば、再度投資を始める気持ちにはならないでしょう。
若い頃に投資を始めるなら、社会人になってからの方が良いかもしれません。
自分で、生活し収入を得てお金の大切さや労働の厳しさなどを学んだ方が、より真剣に将来について考えることが出来るはずです。
【結論】目的意識を持って株式投資を始めたいと考えた時がタイミング
極論は若い方が良いですが、結論としては「目的意識を持って投資をしたいと思った時」に株式投資を始めるべきです。
それが、今であれば年齢が30代でも50代関係はありません。
年齢とともに時間の優位性は少なくなっていきますが、経験でカバーできるはずです。
私の友人は30代、父は60代で株式投資を始めましたが、投資を楽しみつつ資産を運用しています。
年齢による投資方法は変化させよう
ただし、始める年齢によって投資方法は変化させましょう。
一番わかりやすい方法としては、現金比率を自分の年を同じ程度にするという目安です。
若い方が、仕事などによる将来得られる見込み収入が多いために、世代が上がるにつれて投資資金の割合は減らしておくという考え方です。
他にも、期待する利益率やリスクについても考え方は変える必要がありますので、それだけは注意して投資に取り組みましょう。
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