年末年始に株式投資の成績を改善させる4つの方法【勉強と分析】

大納会で終わり、大発会で始まる年末年始は日本株式相場では、最低でも4連休となる1年で最も長い連休の1つです。今回は年末年始を利用して投資の成績を向上させるために出来る勉強や投資分析の方法を考えてみました。

年末年始に出来る投資成績の改善術

年末年始の長期間のマーケットの休場は、投資家にとって次の投資戦略を立てるためのチャンスでもあります。新年相場に向けた準備で、翌年の成績が大きく変わることも少なくありません。

損益をリセットして次の1年の目標を定める

前年の損益は過去のものとして、新しい1年は損益をリセットしてみましょう。

通算の損益額を把握するのも大切ですが、過去の成功や失敗を意識しすぎると、余計な怠慢や警戒を招く恐れがあります。

株式相場は日々変化していますが、年末年始は相場が大きく変わる転換点の一つです。そのタイミングで目標や戦略を見直すことで、投資の成果は大きく変わります。

私は、年間の「損益・利益率・日経平均株価の騰落率」を意識して1年ごとに投資の目標と結果を記録しています。

  • 2018年 損益+○○○万円 損益率+○○% 日経平均株価の騰落率+○○%
  • 2017年 損益+△△△万円 損益率+△△% 日経平均株価の騰落率+△△%
  • 2016年 損益+□□□万円 損益率+□□% 日経平均株価の騰落率+□□%

目標数値や全体相場に対する実績を分析して、1年の投資の反省点を見つけます。

保有株を見直す

年末年始の連休は「保有株の見直し」の良い機会になります。休場時だからこそ値動きに影響されず保有株に客観的な評価をつけることができます。

利益確定や損切りの基準、資産配分の調整を見直すことで、運用効率が上昇することは間違いありません。

保有株の見直しとしては、保有株の含み益、含み損を自分の中で一度リセットしてみましょう。「前年中から見れば利益が出ているからしばらく放置しよう」といったような無駄に長期保有する投資は少なくなると思います。

保有株を見直すことで保有株の取捨選択を明確にする

年始の相場は買い増しのタイミング

日本に多い3月末決算企業の場合は、1月の中旬~2月初旬にかけて第三四半期(4月~12月)の業績を発表します。

ですから、中間決算まで業績の進捗率が高いにも関わらず株価が安い銘柄などは、大発会から第三四半期決算の発表までは、絶好の買い増しタイミングになります。

スクリーニングして新しい銘柄を探す

長期連休を利用して、新たな投資銘柄を見つけるのも、投資成績向上に繋がります。

東証に上場している銘柄は3000社以上です。普段の生活では、全ての銘柄をスクリーニングするのは簡単ではありません。

落ち着いて銘柄をスクリーニングする時間があるのも、年末年始の大きなメリットです。

年末年始のスクリーニングのポイント

先ほども述べたように新年相場入り後は、3月末決算銘柄の第三四半期決算発表後に見直し買いが入ります。

中小型株で出来高の少ない銘柄には、業績が株価に反映されていない銘柄も多いので、普段はチェックしないような銘柄を積極的に調べるのも、投資成績向上のポイントです。

第三四半期決算発表での中小型株の見直し買いを見越したスクリーニングをする

株式投資関連の書籍で勉強する

投資に関する本を読むことで、投資の基礎能力を向上させるにも年末年始は適しています。

自分が必要とする知識や技術を身につけるために本を読もう

年末年始の投資の勉強で将来的に大きな変化を生む

株式投資は知識や技術のわずかな違いが、大きなレバレッジとなって運用成績に表れます。株価やマーケット情報のチェックに時間を取られない年末年始は、本から知識や技術を身につける大きなチャンスです。


以上、私が新年の相場を迎えるにあたって投資成績を改善させるために心掛けているポイントでした。投資の考え方やスタンスは様々ですので、有益だと感じた情報だけお役立てください。