私は現在、賃貸マンションに住んでいますが、家賃は毎月の一番大きな固定費です。20年近く一人暮らしをしていますが、この掛け捨ての固定費である家賃はお金の面だけで言えば無駄な出費です。
そこで、家を購入したいと思っていますが、現状の資産では全額キャッシュで家を買うのは難しいので、住宅ローンが必要になります。
でも、そもそも株式投資の収入で住宅ローンの審査に通るのかどうか。今回はそんな疑問を解説します。
株式投資の収入を保証として住宅ローンは組めるのか?
まず初めに結論から申し上げます。
株の収入だけで生活しているのであれば、住宅ローンの審査対象外です。
理由としては、民間の金融機関の住宅ローンの審査には、安定した収入があることが前提です。この時点で専業投資家では、株式投資以外の収入がないために、住宅ローンの審査段階にも達しません。
試しに専業投資家時代に住宅ローン相談に行ってみた
ダメ元とは思いながらも一度だけ民間の住宅ローンの相談会に行ってみたことがありました。
丁度、気になる物件があったので、そこの資料を持ちつつ店舗に行ってみたんですが、ほぼ門前払いに近い状況でした。
おそらく、専業投資家であればいくら稼いでいても、普通に住宅ローンの審査を通過するのは難しいというのが私の結論です。
手順によっては住宅ローンは可能かも
ただ、手順と条件によっては住宅ローンを組める可能性もあるかもしれません。
それは、不動産会社を通じてフラット35の住宅ローンの審査をしてもらうという方法です。
モデルルームの見学で住宅ローンについて相談してみた
某大手不動産会社が建設した新築マンションのモデルルームを内覧したことがありましたが、「フラット35の住宅ローンであれば、審査は可能です」という回答をいただきました。
私の主観にはなりますが「全額ではなくある程度の頭金を入れればローンを組める可能性がある」という印象を受けました。
そこで不動産屋の人との話の中でのポイントは以下の通りです。
- 株式投資は特性口座を利用していて確定申告はしていない
- その他の収入は以前手がけていた個人事業の規模を縮小して細々と続けている
- マンションの価格は3000万円弱で頭金は1000万円程度支払う事は可能
私の主観にはなりますが「ある程度の頭金を入れる条件で不動産業者からフラット35で住宅ローンの審査を申し込めば可能性がある」という印象を受けました。
このような収入の形態の客が来て住宅ローンを組みたいというのは、おそらくほとんどないと思います。そのため、担当の方も同僚や先輩の方と相談しつつ、対応してくれました。
フラット35の金利は高め
ただし、現在の住宅ローンの環境から言えば、フラット35の金利は民間の住宅ローン金利よりは高めです。
フラット35の金利は固定金利なので、変動金利である民間の住宅ローンとの完全な比較は出来ませんが、金利差は1%程度の開きはあります。
専業投資家でも住宅ローンを組みたいなら相談してみる
あくまで個人的な見解ではありますが、以上のことから「株式投資の収入がメインであっても条件さえ見合えば、住宅ローンを組むのは可能ではないか」という事です。
実際に組めるかどうかはわかりませんが、とりあえず不動産会社を通じれば、フラット35の住宅ローンの審査までは可能だと思います。
もちろん、購入する物件の内容(新築、戸建、マンション、中古、建築条件等)や株の収益によっても大きく変わってくるのは間違いありませんが、どうしても欲しい物件があるなら試す価値はあるでしょう。
コメント