【個人投資家】投資中心の生活で感じるメリットとデメリット【体験談】

私は2012年頃、アベノミクスが始まる少し前から生活の中心が株式投資になりました。専業トレーダーだった時期もありますが、今では専業に近い兼業投資家というスタンスです。

本記事では、株式投資中心の生活になって感じるメリットとデメリットについて記事にしてみました。

株式投資中心の生活のメリット

株式投資中心の生活をしていて、良かったと思う事は次の3つです。

自由な時間が圧倒的に多い

株式投資中心の生活で一番のメリットは、自由な時間が圧倒的に多いことです。現在は月に50時間だけアルバイトをしていて、残りの時間は全て自由な時間です。

投資中心の生活と言っても、中長期投資がメインなので必ずモニターの前にいる必要はありません。本を読んでいても良いですし、外出して時々スマホで相場や株価の動向をチェックすることも可能です。

興味あることが収入につながる

株式投資の生活を実現するために努力はしましたが、それを苦に感じた事はありません。

その理由は株式投資やその勉強が面白かったからです。興味あることで収入を得られること自体が、投資中心の生活の大きなメリットです。

他のスキルを身につけることが出来る

投資中心の生活でも自由な時間が多いので、株式投資以外にも挑戦することが出来ます。

例えば仕事として何かを始めたいのであれば、そのために時間を使う事も出来ますし、仕事を選ぶ上で収入よりも興味を優先することが可能です。

何かの技術を身につけてフリーランスや自営業で仕事をする場合には、そこから収益化するには時間がかかる場合もありますが、株式投資中心の生活をしていれば、収入を理由に興味ある仕事を諦める必要はありません。

また、趣味を追求や色々な所を旅行したり、住まいを転々としたいと考えるのであれば、それも実現可能でしょう。

株式投資中心の生活のデメリット

次に株式投資中心の生活をしていて不便に思ったり生きにくいと感じることを挙げてみましょう。

慢性的な運動不足になりがち

家で株式投資をする場合、1日を通じて全く動く必要がありません。そのため、自発的に運動をしようと思わなければ、慢性的な運動不足になりやすいです。

仕事をしていてもデスクワーク中心であれば運動不足になりがちですが、家で株の売買をするだけというのは、それよりも深刻な運動不足になりかねません。

そのため、自分で運動や食事の管理が出来なければ、健康を損なう可能性が高いでしょう。特に30代以降になってくると注意が必要です。

人と関わる機会が少ない

外に出なくて良い、人と話す必要がないということは、人と関わる機会も少なくなります。当然、同僚や上司はいませんし顧客がいるわけでもありません。

そのため、株式投資中心の生活をしていると社交性が失われるかもしれません。そうならないために、積極的に人と関わる場へ赴く必要があります。

習い事や社会人サークルなどに参加して、社交の場を持たなければ同世代が結婚していくような年代では孤独を感じることが多くなるでしょう。

社会的信用がない

株の収益は当然ながら安定収入とは判断されません。そのため、株式投資でいくら利益を出そうと、ローンは組めませんし、クレジットカードも作れない可能性があります。

また、家を引っ越したくても保証人がいなければ家も借りれないかもしれません。

さらに、生き方として認めていないというような人もいるでしょうから、結婚をするにも障害になる恐れもあります。株式投資だけで生きていこうと考えるのであれば、相当の覚悟が必要になるでしょう。

株式投資中心の生活はメリットよりもデメリットの方が大きい?

率直な意見として、株式投資中心の生活はメリットよりもデメリットの方が大きいのではないかと思います。

私の経験でも住宅ローンや引っ越しに関しては不便に感じたこともありますので、株式投資だけで生活する専業投資家となると、ローンを組めずとも家や車を買うくらいの資産を作る必要がありそうです。

ただ、社交的で積極的に人と関われて、ローンを組む予定のない人であれば、株式投資中心の生活は自由度が高いので理想的だと思います。

投資中心の生活のデメリットを無くすためには

投資中心の生活のデメリットを無くすには、副業として仕事をすることです。

年間で100万円でも収入があれば、住宅ローンとまではいかずとも、賃貸の引っ越しや車のローンは組めるようになり、ある程度の社会的信用は得られると思います。また、人との関わりや体を動かす機会も増えるので、健康状態も良くなるでしょう。

アルバイトやパートで働くのも、フリーランスや自営業として事業を営むのも良いと思います。フルタイムよりも少ない時間で働いても生活できるのは、株式投資中心で生活出来るからこそです。

ただ、そこまでして株式投資中心の生活を送る必要があるかと言えば、正直微妙ですね。多くの人にとっては普通に働きながら株式投資で資産運用するのが一番生きやすいかもしれません。