私は2012年頃、アベノミクスが始まる少し前から生活の中心が株式投資になりました。現在で株式投資中心の生活も7年目になります。専業トレーダーだった時期もありますが、今では専業に近い兼業投資家というスタンスです。
そこで、今回は株式投資中心の生活になって感じるメリットとデメリットについて記事にしてみました。
株式投資中心の生活のメリット
まずは、株式投資中心の生活をしていて、良かったと思う事を挙げてみましょう。
- 24時間を自由に使える
- 興味あることが収入につながる
- 他のスキルを身につけることが出来る
24時間自由に生活できる
株式投資中心の生活で一番のメリットは、24時間自由に生活できることです。私の場合は、経済的に完全に豊かになるにはまだまだ資産を増やさなければいけませんが、それでも時間的な自由度に関しては十分あると言えます。
日本株の市場が開いれいる9:00~15:00の間は、保有株や相場の動向をチェックしますが、必ずモニターの前にいる必要はありません。本を読んでいても良いですし、外出して時々スマホで相場や株価の動向をチェックすることも可能です。唯一、私が決めているのは、朝の9時の寄り付きの前後だけモニターの前にいることです。
興味あることが収入につながる
株式投資を中心に生活できるようになったのは、それなりの苦労や努力はありましたが、一番大きな理由は株式投資に興味がありそれが継続したからです。
興味のあることだから、株式投資に時間を費やすことが出来ます。最初の数年は損失が出ていましたから、勉強する事が苦痛であれば続けるわけがありません。
ですから、好きなことで収入を得ることが出来るのは株式投資中心の生活の大きなメリットの一つです。
他のスキルを身につけることが出来る
株式投資による資産運用がある程度安定すれば、株式投資以外にも挑戦することが出来ます。それは「時間的」にも「金銭的」にも言えることです。
例えば仕事として何かを始めたいのであれば、そのために時間を使う事も出来ますし、仕事を選ぶ上で収入よりも興味を優先することが可能です。
何かの技術を身につけてフリーランスや自営業で仕事をする場合には、そこから収益化するには時間がかかる場合もありますが、株式投資中心の生活をしていれば、収入を理由に諦めることはなくなります。
また、趣味を追求や色々な所を旅行したり、住まいを転々としたいと考えるのであれば、それも実現可能でしょう。
株式投資中心の生活のデメリット
次に株式投資中心の生活をしていて不便に思ったり生きにくいと感じることを挙げてみましょう。
- 慢性的な運動不足になりがち
- 人と関わる時は自発的に行動しなければいけない
- 社会的信頼が皆無
慢性的な運動不足になりがち
家で株式投資をする場合、1日を通じて全く動く必要がありません。そのため、自発的に運動をしようと思わなければ、慢性的な運動不足になりやすいです。
もちろん、仕事をしていてもデスクワーク中心であれば運動不足になりがちですが、家で株の売買をするだけというのは、それよりも深刻な運動不足になりかねません。
そのため自分で運動や食事の管理が出来なければ、健康を損なう可能性が高いでしょう。特に30代以降になってくると注意が必要です。
人と関わる時は自発的に行動しなければいけない
外に出ない、人と話す必要がないということは、株式投資で人と関わる機会はありません。当然、同僚や上司はいませんし顧客がいるわけでもありません。
そのため、株式投資中心の生活をしていると社交性が失われるかもしれません。そうならないために、自発的に行動し人と関わる必要があります。
習い事や社会人サークルなどに参加して、社交の場を持たなければ同世代が結婚していくような年代では孤独を感じることが多くなるでしょう。
社会的信用が皆無
株の収益は当然ながら安定した収入とは判断されません。そのため、株式投資でいくら利益を出そうと基本的にはローンは組めませんし、クレジットカードですら作れない可能性もあります。
また、家を引っ越したくても保証人がいなければ家も借りれないかもしれません。
さらに、生き方として認めていないというような人もいるでしょうから、結婚をするにも障害になる恐れもあります。株式投資だけで生きていこうと考えるのであれば、相当の覚悟が必要になるでしょう。
株式投資中心の生活はメリットよりもデメリットの方が大きい?
記事を書きながら、私の率直な感想は、株式投資中心の生活はメリットよりもデメリットの方が大きいのではないかと思います。
私の経験でも住宅ローンや引っ越しに関しては不便に感じたこともありますので、株式投資だけで生活する専業投資家となると、ローンを組めずとも家や車を買うくらいの資産を作る必要がありそうです。
ただ、一人が好きで人と関わらずローンなども組まないという人であれば、株式投資中心の生活は誰にも影響されることもないので、理想的だと言えると思います。
投資中心の生活のデメリットを無くすためには
投資中心の生活の生活のデメリットを無くすには、副業として何か仕事をすることです。
年間で100万円代後半でも収入があれば、住宅ローンとまではいかずとも、賃貸の引っ越しや車のローンは組めるようになり、ある程度の信用は得られると思います。また、人との関わりや体を動かす機会も増えるので、健康状態も良くなるでしょう。
アルバイトやパートで働くのも、フリーランスや自営業として事業を営むのも良いと思います。フルタイムよりも少ない時間で働いても生活できるのは、株式投資中心で生活出来るからこそです。
ただ、そこまでして株式投資中心の生活を送る必要があるかと言えば、正直微妙ですね。多くの人にとっては普通に働きながら株式投資で資産運用するのが一番生きやすいかもしれません。
コメント