株式投資に向いている人とFX取引に向いている人の違い

株式投資に向いている人、FX取引に向いている人

私は株式投資は15年以上続けていますが、FX取引を本格的に始めたのは1年くらい前からです。

その理由は似たような投資である株式投資とFX取引でも、実際にやってみると大きく違う特徴があるからです。

そこで今回は株式投資とFX取引の

  • 売買判断
  • 投資資金
  • 取引時間

を比較し、向き不向きについて解説します。

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株式投資とFX取引の売買判断の違い

株式投資とFX取引には根本的に次の違いがあります。

  • 株式投資は会社の価値を売買
  • FX取引は通貨の価値を比較し売買

同じ投資でも、この違いは売買判断に大きな違いを生むことになります。

株式投資は上昇する会社の株を買うことが基本

株式投資は上昇が基本

株式投資は会社の価値を売買しますが、基本的には「価値が上がる=業績が伸びる」と思う会社の株を買う事です。

そして、上場会社の株は「経営者も株主も株が上昇することを望んでいる」と言えます。

空売りという信用取引で株を売る方法はありますが、原則は価値が上がりそうな会社の株に投資することで、配当金や株価の上昇によるキャピタルゲインを得る事が株式投資の原則です。

株式投資では株価の上昇が基本

FX取引は通貨の強弱を判断することが基本

FX取引は投資家の綱引き

対してFX取引は、株式投資のように多くの人が一方向への動きを望んでいるわけではありません。

2つの通貨の価値を比較するために、投資家によってどちらの通貨に価値があると考えているかの判断はバラバラです。言ってみれば、投資家どうして通貨の綱引きをしているようなものです。

FX取引は通貨の強弱を見極める

株式投資は上昇する価値、FX取引は強弱を見極める

このことから、株式投資とFX取引の売買判断の違いとして以下の事が言えます。

  • 株式投資:上昇する価値を見極める
  • FX取引:強弱を見極める

この違いは、それぞれの投資の根本的な要素ですから、どちらに対して興味が大きいかによっても、向き不向きが大きく違うことになります。

株式投資とFX取引の投資資金の違い

では次に投資資金では、株式投資とFX取引にどういった違いがあるでしょうか?

株式投資とFX取引の大きな違いは「レバレッジ」による投資資金と売買できる金額の違いです。

株式投資の投資資金

株式投資では、当然ですが現物株は証券口座に入金した投資資金までしか株を保有する事が出来ません。

しかし、信用取引を利用すれば預けた担保の評価額(投資資金や保有株)の約3.3倍の取引をすることが可能です。

つまり、100万円の投資資金があれば、株式投資では以下の金額まで株を保有(または売買)することが可能になります。

  • 現物取引:100万円
  • 信用取引:330万円

関連記事 信用取引の仕組みや特徴・注意点を解説します

FX取引の投資資金

対してFX取引では預けた資金を証拠金と言い、証拠金の25倍までの取引が可能です。

例えば、FX口座に100万円を入金したとすれば、25倍の2500万円の取引が出来るということになります。

証拠金100万円:2500万円の売買

株式投資に比べてFX取引が元本に比べて高額の売買が出来る理由としては、株の値動きは大きければ一日でも数十%の変動する株が複数ありますが、FX取引で売買する為替では大きく変動しても1日当たり1~2%前後になるからです。

変動が少ない分、証拠金に対して多額の売買が可能になるということですね。

投資資金で売買する株式投資、大きい資金で売買するFX取引

変動は大きいながらも投資資金に見合った売買をするなら株式投資、変動は小さいけれど投資資金よりも大きい金額の売買をしたいならFX取引がオススメですね。

ただ、どちらにしても投資資金を大きくすれば、同様にリスクが大きくなることに違いはありません。

株式投資とFX取引の取引時間の違い

次に株や為替を売買できる取引時間から株式投資とFX取引の向き不向きについて考えてみます。

株式投資の取引時間

株式投資は日本株式市場が開いている時間が、平日の午前9時から15時までですから、その時間内であれば自由に売買することが出来ます。(午前11時半から午後0時半までは休み)

また、PTS市場では、午後5時から午前0時までの夜間でも売買も出来ますが、株式市場に比べると売買注文が少なく、本格的な売買をするのは難しいかもしれません。

関連記事 株式市場の取引時間と営業日【投資初心者の疑問について解説します】

FX取引の取引時間

対して、FX取引では売買できる市場が時間帯によって違う国に移動するので平日の24時間いつでも取引が可能です。

正確に言えば、日本時間で月曜日の午前7時頃から土曜日の午前6時頃まで取引ができます。

つまり、取引時間は圧倒的にFX取引の方が長いということです。

中長期投資なら株式投投資、デイトレードならFX取引

このことから、取引スタイルによっても選択肢が限られてしまうのが現状です。

取引スタイルによる違い
株式投資 FX取引
スイングトレード
短期投資
中期投資
長期投資
デイトレード
スイングトレード
短期投資

特にデイトレードをしたい人であれば、働く時間帯にはどうしても売買が出来ないためにFX取引一択になると思います。

逆に中長期で投資する場合であれば、通貨の綱引きであるFX取引では一方向に大きく動くことは珍しいため、上昇を目指そうとする株式投資の方が向いていると言えるでしょう。

株式投資とFX取引の特徴まとめ

それぞれの特徴を大まかに解説したので、それらをまとめつつ株式投資とFX取引の特徴を比較してみましょう。

株式投資とFX取引の特徴比較
内容 株式投資 FX取引
売買判断 上昇を見極める 強弱を見極める
売買資金 投資資金の3倍まで 証拠金の25倍まで
レバレッジリスク 小さい 大きい
変動リスク 大きい 小さい
売買時間 平日9時から15時 平日の24時間
投資スタイル スイングトレードから長期 デイトレードから短期

このように比較すると、同じ投資とは言え、特徴が大きく違うことがわかりますね。

では、ここまでには解説していない、それぞれのポイントも含めて、株式投資とFX取引の長所をまとめましょう。

株式投資の長所

株式投資の特徴は、基本的には経営者も投資家も上昇することを望んでいるということです。この一方向への動きを基本として投資戦略を立てることになります。

株式投資の長所は、上場している企業が数千社になるために投資する選択肢が非常に多いということです。

その中で上昇する見込みが一番高い株を選べるわけですから、自由度が高いと言えるでしょう。

また、企業によって独自の株主優待を実施している場合もあるので、自分が利用する企業の株を持つことにもメリットが発生します。

さらに、株の値動きでは一年で株価が何倍にもなるような銘柄もあり、投資資金のレバレッジは低くても運が良ければ一気に資産が大きく増える可能性もあります。

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FX取引の長所

FX取引の特徴として、通貨の強弱を予想することで資産を運用することが出来ます。

FX取引の長所は、何と言っても1日24時間売買が可能だということです。そのため、日中に仕事をしている人でもハンデなく夕方や夜に取引することが可能です。

また、値動きが株式投資と比べて小さいことから、同じ価格帯で振幅することが多いのもFX取引の長所と言えます。

つまりある意味、レンジ相場として取引がしやすいのがFX取引です。

また、レバレッジが高いので少ない投資資金でも多額の取引が可能です。デイトレードでは値動きが小さいですが、レバレッジをかける事で大きな損益が期待できるようになります。

自分の環境や興味に合わせた投資をしよう

それぞれの特徴は比べてみると大きく違うことがわかります。

私は日中に株式投資をメインとして生活していますが、日中に時間がとれない方では投資を始める際にFX取引の方に魅力を感じる人が多いかもしれません。

ただ、一方向への動きを意識した株と強弱による両方向への動きを原則とするFX取引では実際に売買をしてみると、その内容が大きく違うことがわかると思います。

取引時間の魅力以外にも、株式投資とFX取引の違いを知ることで、自分にあった投資を選ぶことが大切だと思います。

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