日経平均株価やTOPIXと呼ばれる株式市場全体(相場)の動きを示す指数があります。
この指数はなぜ毎日変動するのでしょうか?今回は相場が変動する要因について解説します。
株式相場とは?
株式相場とは、狭い意味では株価を指しますが、広い意味では株式市場全体を指して株式相場と言います。
今回は、広い意味で株式市場全体を示す意味で「株式相場」という言い方をしています。
日経平均株価は株式相場の動きを表す
日本の株式市場の動きを知るために、最も利用されているのは、日経平均株価という指標です。
日経平均株価とは、日本経済新聞社が算出する指数で、東証1部に上場する企業のうち225社の株価から算出した指標です。
簡単に言えば、「日本を代表する225社の株価の動きを併せたもの」ということです。
そのため、株式相場の動きを知りたければ、日経平均株価など株式市場の動きを示す指標や指数をチェックすれば良いということになります。
では、なぜ株式相場は動くのでしょうか?
株式相場が変動する理由
株式相場が変動する要因は大きく分類すると次の二つです。
つまり世界中の政治や経済が株式相場に影響を与える要因になっていると言う事です。
ただ、政治的要因や経済的要因と言っても漠然としすぎていますね。具体的には以下のようになります。
相場を動かす政治的要因
政治が株価に与える影響の大きさは、日々のニュースを見ているだけでわかります。
例えば、日本だけに限っても株価を大きく変動させる政治的要因は以下のような内容があります。
これらは、株式市場では常に意識され、要人発言などでも相場に大きな影響を与えます。
日本国内だけでなく、アメリカや中国をはじめ世界各国の政治的ニュースが世界のマーケットを動かすことになります。また、日本国内では少ないですが、紛争やテロなども世界の株価に大きな影響を与えます。
相場を動かす経済的要因
経済的な要因は直接的に企業の業績にも関わってくる重要な要素ですから、政治的要因と同様に株式相場には影響力があります。
例えば、以下のような経済的要因が株式市場には大きな影響力を持ちます。
特に日々の相場に大きな影響を与えるのは、「世界の株アk」や「為替動向」です。
グローバル経済下では、日本だけでなく世界中の株式市場が繋がっていると考える事が常識となっています。特にアメリカや中国、イギリスなどの経済や株価水準の変化やドル円、ユーロ円などの為替動向は、その日の株式相場の動向を予想する上で、とても重要な項目となっています。
投資初心者が株式相場の動向を知る方法
ただ、これらの要因で株式相場は変動していますよと言ったところで、投資初心者の間は、どの要因でマーケットが動いているのかは、なかなかわかるものではありません。
特にリアルタイムな日経平均株価などの指標の変化については、どういう要因で動いているかというのを知る事は、投資の技術を高める上でも非常に重要です。
そこで、株式相場が動く要因を投資初心者が理解できる効率的な方法を紹介します。
ラジオNIKKEIを視聴する
私の15年間の株式投資の経験から、最も効率的な相場動向を知る方法は、ラジオNIKKEIによるマーケット情報を得ることです。
特に、日本市場が開いている9時から15時の間に放送している「マーケットプレイス」では、リアルタイムな情報や専門家の話が聴けるので、どういう理由で株式相場が動いているのかといった仕組みを知る事ができます。
個人的には、本を何冊も読むよりも、このマーケットプレイスを聴いている方がずっと効率よく投資の考え方や知識が身につくと思います。
ちなみに、日中は仕事で視聴出来ない方は、オンデマンドによる放送からでもラジオNIKKEIを聴くことが出来ます。
ツイッターで情報収集
ツイッターでは、多くの有名な個人投資家や投資情報を発信する人のツイートを見る事ができます。
そういった情報の中には、プロ顔負けの鋭い分析や考え方をする人もいるので、そういう人のアカウントをフォローして、相場の変動に応じてチェックしてみるのも、効率的に相場を動かす要因を学ぶ方法だと思います。
どうやって相場が動いているかを知ることは、売買タイミングを計ったり、投資資産のバランスを取る上で非常に重要なことです。
投資を始めたばかりの頃から、相場変動と要因を的確に結びつけることが出来る人は、滅多にいません。
まずは、ラジオNIKKEIやツイッターを視聴することで、株式相場を動かす要因を理解することが、投資上達の第一歩になると思います。
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