投資成績は日経平均株価との相対評価で考える

株式投資で利益や損失が出る時には、何を基準に成否を評価しているでしょうか。

損益額や損益率で考えるのも大切ですが、それ以上に主要指数との相対評価を意識した方が良いということを記事にしました。

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株式投資で常に利益を出し続けるのは難しい

デイトレードでも長期投資でも言えることですが、株式投資で常に利益を出し続けるのは難しいことです。

その理由は、個別銘柄を見極める力だけでなく、相場の強弱も株価の変動に影響を与えるからです。

2013年~2017年頃まではの日本株式市場は比較的強い相場が続いていました。そのため、基本的に株式投資をしている人は利益を出しやすい状況が続いていたと思います。

しかし、その強い相場の中でも急落するような場面も見られ、場合によっては大きな損失を被った投資家もいるでしょう。

株の損益は「個別株+相場」で考えよう

ただ、下落相場で損失を出したからと言って必ずしも投資の内容が悪かったと考えるのは安直かもしれません。

上でも述べている通り損益は個別株のポテンシャルだけでなく全体相場によっても大きく変動するからです。

むしろ短期的な株価の変動では相場の強弱の方が影響が大きいとも考えられます。

ですから、株式投資をするということは、個別の銘柄の良し悪しだけではなく相場の良し悪しも考える必要があります。

結果的に、そこから得られる損益も「個別株+相場」で考えるのが必然になります。

相場を何で測るのか

では相場は何を基準に考えるかという疑問が出てきますが、相場は「指数」を見る事で判断できます。

日経平均株価やトピックス、マザーズなど代表的な指数でもいくつかありますが、海外投資家にとっても日本株の状況を判断するのに一番大きな指数は日経平均株価です。

ですから、日経平均株価を相場の基準として考えれば良いと思います。

もし、マザーズ市場に上場している銘柄のみを売買するというのであれば、マザーズ指数を基準にしても良いと思います。

投資資金基準:「株式投資で100万円の利益が出た」をどう考える?

では、株式投資で100万円の利益が出たとして、その評価の良し悪しを投資資金を基準に考えてみましょう。

1000万円の投資資金に対して100万円の利益であれば、利益率は10%になります。

100万円の投資資金に対して100万円の利益であれば、利益率は100%になります。

この2つを比べてみると投資資金が少なく利益率の高い後者の方が当然ですが投資としては上手くいっているということになります。

相場基準:「株式投資で100万円の利益が出た」をどう考える?

では、今度は相場を基準にして100万円の利益が出た場合を考えます。

基準が相場になるために投資資金は1000万円として100万円の利益、つまり利益率は10%で考えてみましょう。

相場が5%上昇した場合に10%の利益が出たとしたら、相場の上昇率よりも5%効率の良い投資ができたことになります。

相場が15%上昇した場合に10%の利益が出たとしたら、相場の上昇率よりも5%効率の悪い投資をしたことになります。

この場合、前者は投資として成功といえますば、後者は考え方によっては失敗と捉えることもできます。

相場を基準にすれば損失が出ても投資内容は良好である場合も

このように相場の変動も投資成績に加味すれば、株式投資で損失が出ていたとしても実は投資内容自体は良好である場合もあります。

日経平均株価が10%下落しても自分の保有株が5%しか下落していないのであれば、考え方によっては相場に対して5%良いパフォーマンスが出来ていると捉える事ができます。

【まとめ】相対評価を意識すれば自然に利益につながる

短期的にも長期的にも日経平均株価との相対評価を意識することで、自分の投資の修正すべきポイントや本質的な利益が見えてきます。

もし、利益が出ていても全体相場よりもパフォーマンスが悪ければ、何かしらの改善すべき点があると思います。

逆に大きな損失が出て投資を諦めようと考えていたとしても、全体相場と比べて損失率が小さいのであれば、実は悪くない投資が出来ているとも考えることもできます。

損益に関わらず1カ月に1%ずつでも日経平均株価よりも良いパフォーマンスが出来ているとすれば、年間で12%の違いになります。

個人的には投資の損益よりも、この1%の積み重ねを意識する方が投資が上手くいくように感じています。

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