「株式投資はお金に余裕のある人がするもの」と考えている人も多いのではないでしょうか。
私が株式投資を始めてから感じた事は、全く逆で「株式投資は年収の低い人ほど始めた方が良い」のではないかと考えています。
今回は年収の低い人の方が株式投資をした方が良い理由について解説します。
年収が低い事で生じるデメリット
仕事を選ぶ際に、自分のやりたい事を優先したり、就活や転職で上手くいかなかったりして、希望する年収を得られない人は多くいると思います。
私自身も株式投資を始めた頃にしていた仕事の年収は、世間一般の平均より低く、生活を切り詰める必要がありました。
年収が低いことは悪いことではありませんが、現実問題として不便に感じることはいくつかあります。
収入が低いことによるデメリット
- 貯蓄が増えにくい
- 自由に使えるお金が少ない
- 転職するのに十分な期間を取れない
収入が低いことによる一番のデメリットはやはり貯蓄が増えにくいということです。また、生活費の他に自由に使えるお金が少ないことから、習い事や趣味、遊びなど制限されることになります。
そして、年収の高い企業に転職しようとするにも、貯蓄が少ないことから転職活動に費やせる時間が十分に取れないこともデメリットになるでしょう。
ただ、仕事による収入が低いのであれば、転職するだけが収入を上げる方法ではありません。
転職によるリスク
終身雇用の保証がない現在では、30代の過半数が1回以上の転職を経験しています。
参考記事:年代別の転職回数と採用実態|リクナビ
https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/5883/
ただ、転職することで収入が上がれば良いですが、会社の倒産やリストラなど不測の事態による転職では上手くいかない場合もあります。
転職によるリスク
- 必ず収入が上がるとは限らない
- 新しい職場の環境に適応できる保証はない
- 収入のために好きな職種に就けない可能性がある
このように、必ずしも転職によって自体が好転する保証はありません。また、焦って転職活動をするほど妥協してしまい結果的に後悔する可能性も高くなります。
転職活動をする際にも、生活にある程度余裕があった方が良いということです。
収入の種類を多様化することでリスクを減らす
転職活動などによって収入を増やすことだけでなく、収入の種類を多様化するのも生活を豊かにする工夫の一つです。
その手段の一つとして株式投資は収入の多様化に適していると言えるでしょう。
株式投資が収入の多様化に適しているのには以下のような理由があります。
株式投資が収入の多様化に適している理由
- 副業よりも圧倒的に時間がかからない
- 株式投資は少ない資金で出来る
- お金に関する知識が身につく
- 貯蓄よりもお金が溜まりやすい
- 配当金や株主優待などによる恩恵がある
副業よりも圧倒的に時間がかからない
副業による最大のデメリットは、そのために時間を費やす必要があるということです。
本業の仕事をしながら、別の仕事をするというのは私も経験しましたが、想像以上に大変です。
株式投資は労働による対価ではないために、多くの時間をかける必要はありません。
もちろん経験や知識によって投資による損益に違いは出ますが、1日に何時間もかけたり土日を潰したりする必要はありません。
株式投資は少ない資金で出来る
副業を始めるには、ある程度の資金が必要な場合もあります。
しかし、株式投資の場合には数万円あれば始めることが可能です。証券会社に口座を開設して売買するだけです。
また、口座維持手数料が無料で、1日で10万円以下の売買であれば売買手数料もかからない証券会社もありますので実質一切経費はかかりません。
お金に関する知識が身につく
お金の知識がつくということは、生きる上でのメリットになります。
株式投資では経済の知識や政治の知識、会社についての知識など幅広く自然に身につけることが出来ます。
そういった株式投資で身に着けた知識は、転職の際や自分で事業をする際にも役立つ場合があります。
また、お金や資産運用について考えることだけでも、生活に変化が生まれると思います。
貯蓄よりもお金が溜まりやすい
銀行に預けたお金は、近くのATMに行けば簡単に下すことが出来ます。そのため、いざお金を貯めようと思っても、ちょっとした事で使ってしまうという経験はないでしょうか。
株式投資の場合は証券口座に資金を預けているので、それを引き出す際には一度銀行にお金を振り込まなければいけません。
大した手間ではありませんが、2つのステップが必要なため、銀行に預けるよりも簡単に引き出そうとは思わなくなるでしょう。
配当金や株主優待などによる恩恵がある
長期投資による株式投資では企業によっては配当金や株主優待を実施しています。
株価の変動による上下はありますが、長期的に安定した企業を選ぶことで、損失リスクよりも利益につながる可能性の方が高くなると言えます。
経験に基づく低収入で始める株式投資
私が株式投資を始めたのは24歳の時でしたが、その時の収入は年収で300万円にも全く届かないくらいでした。
何か事業を始めようと思っていたので転職するつもりはありませんでしたが、事業を始めるにも色々と勉強したり資金を用意したりと大変で、結局は上手くいくかわからず諦めました。
そのようなタイミングで株式投資を始めたわけですが、結果的にそれが今の生活の中心になるまでに至りました。
もちろん、それは稀有な事例だと思いますが、収入を増やす手段として転職や事業を考えずに少ない資金で始められる株式投資は収入の少ない人に適していると思います。
ただ、もちろん資産運用ですので株価が下落した場合には損失になる可能性もあります。
やるからには真面目に取り組む必要があると思いますが、別の手段で収入を増やしたいと考えた場合にも同じくらいの労力は必要になると思います。
証券口座の開設や維持するのにはお金は必要ありませんから、株式投資をやろうか迷っている人は一度証券口座を開設してみてはいかがでしょうか。
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