私が運営しているサイトのアクセス解析によると、個人投資家のライフスタイルは注目度の高いテーマのようです。そこで今回は私の実体験から個人投資家の1日について紹介したいと思います。
個人投資家のライフスタイル
私は投資技術や運用資産、環境の変化によって大きく3種類の個人投資家のライフスタイルを送ってきました。「仕事を中心とした兼業投資」「完全な専業投資」「株式投資を中心とした兼業投資」です。
今回はこの3種類の個人投資家をしていた頃のライフスタイルを順番に解説していきます。
仕事を中心とした兼業投資
私が株式投資を始めたのは、24歳で社会人2年目でした。当然ながら、仕事を主な収入源とするライフスタイルでした。
ですから、個人投資家としての第一歩である「仕事を中心とした兼業投資」です。数々の投資の失敗の中から、株式投資の知識と経験、技術を身につけた時期で、今の生活があるのはこの時期に諦めずに投資を続けたからでもあります。
仕事を中心にした兼業投資の1日のスケジュール
8:00 | 起床 |
8:30~11:20 | 前場は株の売買をして、知識と経験を増やす |
12:00~21:00 | 仕事。サービス業だったので、なるべく遅番で入り午前は株式投資に充てるようにしていました。 |
22:00~ | 帰宅後、食事や入浴を済まして、その日の株価情報をチェック。PTS(夜間取引)もします。 |
8:00 | 起床 |
8:30~15:20 | 前場・後場とも株の売買 |
16:00~ | 本やインターネットの情報から株の勉強 |
土日祝日
仕事があれば仕事、仕事がない時は株の勉強をします。
ライフスタイルのポイント
仕事を中心に株式投資をしていた時は、利益よりも損失を出すことも多く、投資に費やす時間と得られるものを考えると割には合いませんでした。ただ、株式投資をする事自体は面白いと思えたので、こういうライフスタイルになりました。
フルタイムで働いてその前後や休日にも株式投資の売買や勉強をして、ほとんど遊んだ記憶がありません。20代の大半をそういう生活を送っていたので、もう少し遊んでおけば良かったかもと思います。
しかし、私は本気で株式投資で生活をしたいと考えており、頭も要領も良いわけではないので、遊ぶ時間を犠牲にしたのは仕方ないことです。そして、現在の自由な生活を考えると後悔はありません。
完全な専業投資
この専業投資期間は、2012~1013年頃のアベノミクス相場初動の時期も含めた上昇相場の頃です。この頃は株式投資をした方が、仕事をするよりも稼げたので、専業投資家として生活していました。
完全な専業投資の1日のスケジュール
8:00 | 起床 |
8:30~15:20 | 前場・後場とも株の売買 |
16:00~ | IR情報をチェック。 |
17:00~ | 自由時間 |
休日の1日
自由時間
ライフスタイルのポイント
専業投資家となると、兼業投資の頃と比べるて、日中の取引ではかなり集中して売買をしていました。その分、大引けには疲れがどっと出ますが、利益がついてくるので苦しくはありません。
また、株式市場が開いているのは前後場合わせて5時間で、それ以外の時間はかなり自由に過ごせます。
その時間で、勉強をしてもいいし遊びに費やしてもいいのですが、私の場合は兼業投資の頃に遊ぶ時間がなかった分、友人と会ったり趣味に費やしたりと、好きな事に時間を使っていました。
株式投資を中心とした兼業投資
最後に株式投資を中心とした兼業投資ですが、これは現在の私のライフスタイルです。専業投資が日常になると、慣れから集中力が続かなくなりました。また、上昇相場の初動が終わり、利益も一服したので再び兼業投資家に戻りました。
ただ、株式投資を中心として兼業投資家になったため、以前の兼業投資とはまた違うライフスタイルになっています。
8:00 | 起床 |
8:30~15:20 | 前場・後場とも株の売買。ただ、集中するのは寄付き後の1時間程度で基本的には自由に過ごします。 |
16:00~ | 自由時間または副業 |
休日の1日
自由時間または副業
ライフスタイルのポイント
株式投資が主な収入源ですが、費やす時間はそれほど多くはありません。中長期投資がメインになっているので、株価の値動きを時々チェックするくらいで、基本的には自由に過ごしています。
副業として、自営業または短期間のアルバイトなどをしているので、大引け後や休日に副業をする日もあります。多く稼ごうという気持ちもないので、一カ月の労働時間にすると50時間前後になるようにしています。
【まとめ】個人投資家でもライフスタイルは様々
このように私は株式投資歴20年の間に、3パターンのライフスタイルを送っています。その人の投資への考え方や目的によって、他にも様々なライフスタイルがあると思います。
ただ、どの個人投資家のも言えるのは、投資の経験や技術がつくほどライフスタイルは豊かで楽になっていくということです。
これから株式投資を始める人は、仕事を中心とした兼業投資からスタートすると思いますが、株式投資に費やした時間が実るのは、数年経過してからかもしれません。それでも真剣に継続的に株式投資に向き合えば、必ず豊かなライフスタイルを実現できると思います。