本記事では、株式投資をすることで得られる配当金と自由の関係について解説します。
配当金はどれくらい貰える?
配当金は企業の収益や株主還元の方針によっても違いますが、東証プライム市場やスタンダード市場に上場している企業では、平均で年間2%程度の配当利回りになります。
つまり100万円投資すれば、平均的な企業であれば2万円貰えるということですね。
配当金を目的とした投資は配当率3%以上が対象銘柄
しかし、配当利回りが3%を超える会社も少なくはありません。
昨今の株式相場では、三菱UFJ銀行などのメガバンクも配当率4%を超える高配当銘柄ですし、JT(日本たばこ産業)も配当率が5%を超えています(2019年8月現在)
配当金を目的に投資をするなら、素直に配当利回りの高い銘柄に投資をするのが効率的と言えるでしょう。
配当利回り3%の銘柄を100万円保有する
配当利回り3%超の銘柄を100万円分保有したら、年間で3万円の配当収入になります。1日の生活費が1万円なら、3日分の生活費が配当金によって賄われます。
つまり、100万円で株式投資すれば3日間の労働が必要なくなるわけですね。仮に1000万円分を投資すれば、丸々1ヵ月の労働が必要無くなります。
資産が増加するほど義務的な労働から解放される
インカムゲインの考え方からすると、資産が増えるほど「義務的な労働から解放される」と考える事ができます。
生活のために嫌々働かなければいけない環境にある人は、100万円でも3日分の労働から解放されるという事を意識して、株式投資をしてみてはいかがでしょうか?
配当金を目的とした資産運用の注意点
ただし、配当金を目的とした資産運用にも注意点があります。
それは株価が下がった場合には含み損を抱えるという事です。配当金が手に入るからと言って元本が保障されているわけではありません。
もし、投資した企業の業績が大きく傾いたとしたら、得られる配当金以上に含み損を抱えることもあります。
株式投資のリスクを抑えるポイント
ですから、インカムゲインを目的とした投資ではリスクを抑えるために次の3つを意識しましょう。
- 分散投資をする
- 長期投資をする
- 非課税口座(NISA)を利用する
投資のリスクを下げるためには集中投資をしないことです。複数の高配当銘柄に分散投資をすることで、特定の銘柄に起こるリスクを分散します。
また長期投資をすることで、一過性の業績の変動による株価の落ち込みよりも、受け取る配当金の総額の方が多くなる可能性が高くなります。配当率4%の株を10年保有すれば購入時の株価の40%分の配当金が貰えます。
そして、使える制度は上手く利用しましょう。NISA口座という株式投資にかかる税金が非課税になる制度があります。通常は利益に対して20%が課税されるため、長期投資ではNISA口座を利用する方が有利になる可能性が高いでしょう。
株式投資で少しずつ自由を増やしていく
株式投資で少しずつ不労所得を増やしましょう。
100万円で1年の内3日間が自由になるからと言って、3日分の仕事を休むことは出来ません。しかし、少しずつ義務的な労働が少なくなっていくことは、精神的な余裕をもたらしてくれます。
「投資で短期間に1億円を作る」という目標も立派ですが、長期的な計画をもって行う株式投資も素晴らしいものだと思います。